つれづれ日記 -19ページ目

つれづれ日記

日々の出来事に感じたこと。

前回までの2話は、困ったちゃんのオヤジをネタにしたものでした。
今度は、ママのダーリンとしてチョッピリステキなところをお伝えします。
だって、もうじきクリスマスですからね🎄

おやじとママは大恋愛だったと聞いています。
誰に聞いたかと言えば、ママのお母さん、よしのおばあちゃんです。
オヤジのゾッコンLove だそうです。
毎週のように、ママの家に遊びに来ていたと言う。
ダブルのスーツを着こなして…
よしのおばあちゃんは、名前は日本人だけれどクォーターなので、骨格も瞳の色も雰囲気もロシア人のようでした。
当然ママも日本人とは違う顔で、私たち姉妹の自慢の美しいママでした。

(ママが意識していたオードリー)

その美人なママと、結婚にこぎつけたのに、結婚後は『釣った魚には餌はやらない』方式のオヤジだったようでした。
『こんな夫婦やったら、結婚したくないなー』いつしか、私の頭にはそんな考えが芽生えて行きました。

『美しいママやのに、なぜに他に女の人をつくるかなぁ?』

ある時のこと。
市営駐車場に駐車したために、23時過ぎに行ったら閉まっていだことがありました。
帰れなくなった私が宿泊した場所は…(信じられない驚愕の事実です。)
なんと、オヤジの彼女の家でした…
知人のご子息のお店がオープンしたので、大人とお祝いに行ったのでした。
そのメンバーの中に、彼女もい・て・た  のです。
それを知った私は『ママには内緒。ママには秘密』としたのです。

(文とは関係ありませんが、京都は宮川町でのお茶屋遊び)

そんなことが多々あり、ママはいつも腹を立ててました。
そんなことばっかりだっだので、ママは肝臓を悪くしたのかも…

ひょんなことから夫婦喧嘩をして、ママに手を挙げたオヤジ。
私は、自治体に相談しました。
老々介護の行き着く先は…よく無いことが頭をよぎったからです。

自治体の提案はこうでした。
月一で大学病院へ受診しているママに介護申請を出すこと。
それにより、1人ずつの時間を確保しよう、という提案でした。
そうするためにも、ママの主治医に手紙を書くように依頼されました。
その2ヶ月後、要介護1 の認定が下りました。
(ママには内緒です。)
その直後、ママが3度目の肝臓ガン再発が見つかりました。
オヤジは心を決めたようでした。
ママは私がいない昼間、オヤジだけを頼りにしていたようでした。
あれだけ嫌っていたオヤジにお粥を所望したのです。
夫婦のことは、本当にわかりません。
私の知らない夫婦の思いです。
亡くなる日までの3日間、オヤジは献身的にママに寄り添いました。
身も心もです。
そして、その3日間でオヤジは、ママの絶対的な愛と信頼を取り戻したのです。
その2人の愛の空間に居た私は、ママの望みは、オヤジに看取ってもらうこと なんだと気付きました。

介護が始まる…と思ったその日、初めてケアマネジャーと病院で面会しました。
ママが家に居ることを望んでいたので、在宅介護の契約を結ぶ方向で話し合っていたからです。
そして、意識の無いママに会うために看護師さんとケアマネジャーは自宅に来てくれました。

そのわずか2時間後、オヤジと看護師さんに看取られてママは旅立ちました。
とても安らかな顔でした。
だって、ママはオヤジから愛されていること、知ったんですからね。
1番欲しかったオヤジの腕の中で旅立ったのですから。

私が契約書を持ってお役所にいってる最中のことでした。



あれだけ優しくできるなら、もっと態度に出したらよかったのに。
塞ぎこむくらいだったら、大事にすればよかったのに。
ママの話をもっと聞いてやればよかったのに。

ママは甘いけど、私はそんなに甘く無いぞ、オヤジ。
ママは騙せたけど、私はだまされんよ、オヤジ。
私はいつだって『優しくない真実』を伝えるぞ、オヤジ。
ママと間違えるなよ、オヤジ。
私のこと『おまえ』って言うな、オヤジ。
ケンカをしてても、ご飯は作るぞ、オヤジ。

3日間だけ良い夫に見えたオヤジの話でした。
妻に先立たれた高齢の夫は、3年間が1番心配だと言われました。
来年5月、ママの三回忌です。
それを過ぎても、自分の存在する意義を日々の中に見出してくれたらなぁ…と思う毎日です。