かけ算九九って、私たちの頃はメロディがあるわけでもなく、ひたすら
「いん1がいち、いん2がに...」と覚えていった。
今は、Youtubeで検索かけても色んな歌が見つかる。
車での移動が多いので、時々思いだしたように「かけ算のうた」をかけてた。
小2になると、掛け算九九が始まる。たぶん...
けど、音楽っていいよね。
そんなたまにかけてた歌だけど、3歳のpure meも既に3の段までは歌える。
小1mini meはほぼ覚えてるようだし、繰り上がり足し算も普通になり、引き算も大詰め。
聞くのと同時に目で見られるように九九表もはってある。
全く見向きもされなかったかな(;^_^A ま、家では聴かせることもなかったけど。
で、意味がわかってもいい頃だと、2、3回
2×2は2がふたつ、2×3は2がみっつって意味なんだよ。
とさらっと教えただけ。
先日クラスでやる課題で、班ごとに何か絵を書いてお店をやることになったという。
各班に30枚の紙が配られ、どう配分してもいいらしい。
描くのが好きなmini meは班の皆に10枚描けと言われたそうだ。
そこで、今までの成果を発揮。
「だって5人いるんだよ。30枚だから、えっと...ごいちがご、ごにじゅう...ごろくさんじゅう...30!、たぶん一人6枚ずつだよ!」
と配ったところ、皆フムフム、と無言で納得してくれたそうだ。
その話をとても嬉しそうにしていた。
これは素晴らしい!
掛け算ができたということではなく、いいタイミングで実物をもって数を体験できたことが。
相当うれしかった様子。
うちは割と放任的な育児。
けど、遊びや勉強っぽいことは、ほんの少しだけ一歩先のことをするようにしている。
人より早くできるようにしよう!
が目的ではなく、やりたい気持ちをつけるため。
小さければ小さい時ほど、お友達よりちょっと足が早かったり、何か他の子よりできるということが、すごく嬉しくちょっとお兄さんお姉さんになったような気分になるもの。
この心理を最大限に活用するわけ。
ちょっとできる、けどその差はそれほどなく、あっという間に皆追いつく。
でも、「そのほんの少し先に」が、我が家では結構なパワーになってると思う。
ここで気になるのはやっぱり偉そうにするんじゃないか?!それは感じ悪い。で、
一般的なことは繰り返しやれば、誰でも同じようにできること
を耳にたこができるほど伝えている。
まだ数もわからないpure meが、実際に掛け算九九を歌えることからしても
mini meはこれをよく理解している。
彼女の中では、偉そうにするのはものすごく「カッコ悪いこと」なんだとか。
ま、得意げにしてることも絶対にあるだろうけどね。
そんな訳で、掛け算九九、メロディつきをテキトーに聴かせるのがいいと私は思う。
その代わり、それを覚えてるかどうかのチェックはしない。
全く無関心そうでもなんでも一方的にかけるだけ。
歌ってたら「へぇ~すごいじゃん!」のみ。
いつかその子の口から出てくるまで、次なんだっけ?
と聞かれるまで放っておく。そしたらまだわかんないの?という親のストレスもないし、子供も勉強ぎらいにならないんじゃないだろうか。
そして、我が家ではそのスパンはかなり長い。
この歌だって幼児のころから始まっている。で、歌い始めたのは年長くらい。結果が出たのはごく最近(^▽^;)
なので、お勉強を教えてる意識は私にはほとんどない。
いつも、「おぉ~!すごいじゃん!いつ覚えたの?」と聞いてしまう。
こんな風にできるのはこの時期くらいだろう。
この先は、やっぱりやらなきゃダメになってくるんだろうな~(-。-;)