キワいヘッドフォンを買った。


KOSS QZ99
”パッシブ”ノイズキャンセリングヘッドフォン

普通のノイズキャンセリングヘッドフォンは”アクティブ”タイプで、周りの音と反対の位相(波?)の音を出す事によって音同士を打ち消し合うという優れたもの。
しかしこのパッシブタイプはイヤーマフさながらに消音素材を詰め込む事で周りの音を遮音しようとする前衛的な(あるいは伝統的な)ヘッドフォンである。


備品全体
ヘッドフォン本体に、3.5mmの変換プラグがついてくる

特徴がたくさんあって突っ込むのが一苦労だ。

ヘッドフォン本体
・重くて、ゴツい
・300g以上はあると思う。見た目以上に重い
・頭頂部にあたる部分のクッションが厚めで痛くない
・耳カバーの数カ所からぶっといコードが生えてきてサイバー
・ボリュームつまみがあり、便利

コード部分
・めずらしいカールコードは、伸縮自在で意外と便利
・コード途中にモノラル/ステレオ切換えスイッチがある
・片耳で聞く時にステレオの両方の音を聞ける

遮音機能
・NRR30らしいのだが、イヤーマフのNRR25くらい
・音を鳴らさないと、割と周りの音は聞こえる
・音を鳴らすとほぼ周りの音は聞こえなくなる

総括



パッシブ型のノイズキャンセリングヘッドフォンは世界にこれだけなので、必要な人はメーカー切れする前に買っておくと良いでしょう。本体価格は1万円だか2万円だかするらしいのですが今なら楽天で4500円ほど。値上がり中のようなのでこのスタイルだけで買っておいても損はしないです。
肝心のノイズキャンセリングは思ったほど強くはない。従って町中で装着しても最低限音は聞けます。それよりもゴツすぎて町中で付けていると好奇な目で見られてしまうことにどう心を強く保つかだ。
カールコードは再評価すべきだと思う。直線型だと長さとうざさが比例するし、リール型だとコードが細く=音が悪くなる。カールコードは音楽業界を中心に残っているがその価値はあるなぁと思います。

遮音性能度:★★★☆☆(普通のヘッドフォンよりは100倍よいです)
好奇視線度:★★★★☆(付けているうちに見られる喜びに目覚めます)
首筋鍛錬度:★★★★★(音楽を聴きながら首の筋肉を鍛えられます)