東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の爆発事故について、先日の4/12、原発事故の深刻度を示す国際評価尺度(INES)が、最高度の“レベル7”に引き上げられました。

【You Tube動画:福島第一原発3号機と1号機の水素爆発 】


まさか、安全策の限りを尽くしているはずの、日本の原子力発電所で爆発事故が、しかも3回連続で起きるなぞ、夢にも考えていませんでした・・・と、言いたいところですが、過去の日本の原子力行政のいい加減さや、繰り返される原発の“想定外のトラブル”のせいで、いつかこんな大事故が起きてしまうのではないかと、考えていた人も少なくなかったのでは・・・?

現に、政府や原子力安全・保安院、それに東京電力の発表する“数字のマジック”を信用していない国民が多いためか、ネット上では「ガイガーカウンター」が売り切れ状態となっています。

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そんな折、foxtwoがネットショップで見つけた、アメリカ製の「RAD Triage-FIT」カードは、放射線の“積算被曝量”を簡易に表示してくれる、使い捨てタイプの「ガイガーカウンター?」のようなもので、値段も一枚、数千円程度で入手できます。

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ネット上の画像を見た時はプラスチック製に見えたのですが、購入したカードを実際、手にしてみると、よく商店で発行しているポイントカードのような、厚紙にオレンジ色の保護フィルムを貼り付けただけの、「これでホントに一枚4,000円!?」と思わせるような、実にシンプルなカードです。

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安価なカードに見えますが、同梱されている日英の取扱説明書(A4一枚)を読むと、アメリカ国土安全保障省(U.S.Department of Homeland Security、DHS)のフィールドテストをクリアしているそうです。

このカードの仕組みは実に単純で、ちょうど化学の実験で使うリトマス試験紙と、カラーチャートが一体になったものと言えます。

カードの中央に放射線を受けると変色するセンサーがあり、それを周囲のカラーチャート(最小0~最大10,000mSv)と比較することで、被曝量を推測することができます。

【You Tube動画:Radiation of RADTriage & RADSticker 】


積算単位はmSv(ミリシーベルト)となっていて、本来は放射線関連施設の従事者向けに開発されたものと思われます。

カードの使用期限は一年間となっており、裏面に使用開始日と返却日を記入する欄があります。

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正直、foxtwoも実用性を考えて購入したわけではありませんが、とにかく放射線は目に見えないし、政府、原子力安全・保安院、東京電力の発表するさまざまな放射線の数値も、常に“安全性”ばかりを強調していて信用できないため、何か対策はないかと模索していました。

とはいえ、ガイガーカウンターは数万円もして、大げさな感じもするし、まあ、気休めのつもりで、この「RAD Triage-FIT」カードを購入したわけです。(^▽^;)

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ところで実際、今の日本で、このカードは役に立つのでしょうか?そこで、算数に弱いfoxtwoがちょっと試算してみました。

※数値はあくまで参考値となります。最新の情報は関係各機関より入手して下さい。
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東京の放射線量は、ここ数週間、毎時0.08μSv(マイクロシーベルト)あたりを示しています(平常値0.03~0.04μSv:NHK発表)。この状態が一年続くと考えると、積算放射線量は次のようになります。

 0.08 x 24時間 x 365日 = 約700μSv(0.7mSv)

この試算では、安全をとって24時間屋外にいると仮定します(そもそも木造の住宅では、10%程度しか放射線を遮蔽できないと言われています)。

あくまでこれは大気中の放射線の話しで、現在、東日本では、大気中以外にも、水道水(現在はほとんど未検出)や野菜、魚にも(通常の値を超える)放射線が含まれている恐れがあります。

「放射線医学総合研究所」では、事故後一ヶ月の水道水に含まれる放射線を10μSv(年間0.14mSv)、同じく食べ物に含まれる放射線を69μSv(年間0.83mSv)と算出しています(参考値)。

また、地表から受ける放射線が年平均0.4mSv、宇宙から受ける放射線が年平均0.3mSvと、医療X線(胸部:0.3mSv、胃部:4mSv)があるので、場合によっては、それら全てが加算されていくことになります。

厳密には、雨に含まれる線量もあるし、CRTモニタやビル、そして、そもそも人の身体からも放射線が出ているのですが、微量だし、考え出すとノイローゼになりそうなので無視します。(^_^;)

上記、全ての放射線を合計した場合の年間被曝線量は、次のようになります。

 0.7 + 0.14 + 0.83 + 0.4 + 0.3 + 0.3 + 4.0 = 約6.4mSv

※この合計値は国際放射線防護委員会(International Commission on Radiological Protection: ICRP)が2007年に勧告した、平常時の許容値(年間1mSv)の数倍となりますが、福島第一原発の事故後、当のICRPの提案により、現在、日本では許容値を年間20mSvとしています。

これに原発事故の影響による不確定要素(首都圏では3/15に大気中の放射線量が毎時1.0μSvを記録)が加わるとなると、一年間で最悪、この「RAD Triage-FIT」カードの0mSvと20mSvの中間あたりまで、センサーが変色してしまう可能性が否定できないことになります。

何やら恐ろしい話しになってきましたが、このカードがシャレで済むことをfoxtwoは祈るばかりです。

とにかく放射線は種類も多くて、素人には何が危険なのか、さっぱり分かりませんが、「You Tube」には、そんな素人向けに放射能について解説?した面白い動画がアップされています。

ちょっとブラックユーモアな感じですが、以外と中身は真面目な情報がつまっています。

【You Tube動画:放射能についてダジャレでお勉強 】