サイドボードの上に置き手紙というか、走り書きと、
小さな封筒があった。おもむろに読んでみると・・
おはようございます。
お目覚めはいかが?
昨夜は楽しいひとときを提供くださってありがとうございました。
心から感謝しております。
私くしは早朝よりお仕事で出かけています。
お礼の意味を込めて朝食をご用意するのが常識ではありますが、
なにぶん時間の関係で用足し差し上げることができません。
もしよろしければ、冷蔵庫のものを適当にお召し上がりください。
私くしの帰宅は夕刻6時ころになろうかと思います。
ここでひとつ小さな賭けをいたします。
夕刻7時、この宅であなたさまをお待ちします。
来る、来ないはあなたさまの自由選択です。
お仕事等のご都合ならば、その旨を置き手紙なさってください。
あらためて飲み直すということで、御了解頂ければ是非。
ひ と み
なんてこったぁ!
朝、早ければ、そう言ってくれたらよかったのに‥
この走り書きの横には封筒が置いてあり、
中には´タクシーチケット2枚´と´ルームキー´が入っていた。
まぁ留守宅で一人食事してもうまくないし、まだ様子もつかめてない。
とりあえずタクシーチケットの1枚目を使わせてもらうことにした。
単身赴任の私の部屋は殺伐としてた。
今日のお屋敷とはたいそう隔たりがある。
私は3週間休みの、まだ4日目。
先は長い。
【この小説はフィクションであり、現実ではない。】