べろん(1話)のみ実話で、その話からフィクション小説へ発展したもので
9月6日の日記記事が第1話です。
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↓ では本編にどうぞ ↓
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飲んでた隣りの席のご婦人、そうだな~、歳の頃にして40代後半から50代。
ふとしたタイミングから活発な会話が始まった。
そうなると私も「お調子者」。
ガンガン攻撃的ジョークも連打だ。
私の会話エスコートの特徴は、身の上話や愚痴系はしないタイプ。
運良くご婦人は海外旅行通のようだ。
こうなりゃ私のテリトリー・・・・
2時間ほど話が盛り上がったところで日付も変わる時刻に。
『いやぁ~、たいへん楽しかったですぅ』
と終止符を宣言し、お礼の言葉に入っていった。
すかさず私から‥『お近くなんですか?』
「いいえ、そんなに近くないですわ、でもこのお店よく来るんですわよ~」
『タクシー?』
「ええ! まさか自分で運転しては来れないですものね(微笑)」
「免許証いくつあっても足りなくなっちゃいますから‥(微笑)」
『‥ですね~』と私。
しばらく間があいて・・私が酔った勢いで、、
『私も同乗して、貴女んところで飲み直しましょうよ‥あははは』
「いいわよ~、、あなた、来る勇気ある??」
『勇気はだれにも負けないつもりですヨ、ハハハ』
私の心の中では、まったく現実味のない話として処理してた。
「クルマ来ましたよッ! さ、早くッ」
『え~! マジっ!???』
「わたくし、不可能なことは発せませんのよ」
ふたりとも酔った勢いってのがあるから、こうなったんだ、と
自分を諭し、来たタクシーに乗り込んでしまった。
行き先も告げてないのにタクシーは漆黒の闇へと走り出した。
はたしてどのあたりのマンションに着くんだろ~と不安と期待が高まっていた。
タクシーどんどん山間部に入って行き、そう~20分ほどしたところで停車。
暗闇でよく確認できないが、別荘とも豪邸とも思われる1軒家だった。
マンションだろう、という予測はいとも簡単に崩れてしまった。
タクシーは私があとで乗ったものだから降りるのは先。
門をくぐり玄関へ。
正直、私の脳裏には「旦那さんが出てきたら何て言おう?」
というビビリが強くはたらいた。
と同時に、乗ってきたタクシー、しばらく待たせておけばよかった、とも。
『ご家族は何人?』
「あたくし、ひとりよ‥」
続く‥ (この物語はフィクションであり現実ではない)