あいつ2
いつしか、二人は眠りに落ちていたようだ。
あいつは、俺の胸で静かに寝息をたてている。
俺は、ぼんやりと手の先を見つめ、
何となく指を動かしてみる。
どのくらいあいつに腕を貸していたのかわからないが、
自分の腕じゃなくなっているような気がしたからだ。
「なぁ、もう行くよ」
「待って」
「何で?」
「もう少し、このままでいたいの」
「…どうしたの?」

「寒いからデス」
野球に行ってきた。
今日はメンツが足りていたので、DH(要するに、打つだけで守らない)。
2打席でノーヒット。さっぱりな内容だった。
でも、多摩川の河川敷は暖かくて、風が気持ちよかった。
え? 今日は17時から19時まで、別の場所でナイターやるの?
どんだけ野球好きだよ。
でも不完全燃焼だったから、行くか。
今日はカミさんも夕方から出ちゃうし。
帰りはどこでメシ食うかな。
あいつは、俺の胸で静かに寝息をたてている。
俺は、ぼんやりと手の先を見つめ、
何となく指を動かしてみる。
どのくらいあいつに腕を貸していたのかわからないが、
自分の腕じゃなくなっているような気がしたからだ。
「なぁ、もう行くよ」
「待って」
「何で?」
「もう少し、このままでいたいの」
「…どうしたの?」

「寒いからデス」
野球に行ってきた。
今日はメンツが足りていたので、DH(要するに、打つだけで守らない)。
2打席でノーヒット。さっぱりな内容だった。
でも、多摩川の河川敷は暖かくて、風が気持ちよかった。
え? 今日は17時から19時まで、別の場所でナイターやるの?
どんだけ野球好きだよ。
でも不完全燃焼だったから、行くか。
今日はカミさんも夕方から出ちゃうし。
帰りはどこでメシ食うかな。