ナナメ俯瞰から見た僕 -658ページ目

猫型目覚まし

$ナナメ俯瞰から見た僕

        起きれ。             起きやがれオラ。






昨日書いたが、
カミさんは、明日の夜遅くまで出張。

独身の朝は、のんびり起床、というわけにはいかない。

うちでは、どちらかというと朝型のカミさんが、
朝のゴミ出しを担当している。
だから、それを代わりにやらなければならないということもある。

しかし、それ以上に奴らの存在が大きい。
奴ら、というか、主にキー(猫)。
くろ(犬)は、子犬のころからそんなに食欲旺盛じゃなく、
朝、お腹が空いたと催促することはほとんどない。
むしろ、我が家では一番の寝坊助かもしれない。犬のくせに(笑)

問題はキーだ。
こいつは、つねに腹を空かせている。
しかし、太らせちゃうと逆にかわいそうなので、
毎日2回、朝と晩に決まった量しかあげないことにしている。

だから、空腹の時間が長くなってしまうせいか、
朝は、あの手この手で飼い主を起こしにかかる。
いつもはのんびりした性格だが、
はっきりいって人格、ならぬ猫格が変わる。

普段は、朝はカミさんのほうが早く起きるということを知っていて、
ターゲット&犠牲になるのはカミさんだけだ。
しかし、カミさんがいない今日は、そうはいかないのだ。





我が家の猫型目覚ましは、かなり強力だ。
しかも、段階的に効果を強めていく機能つきだ。


①めぉーっ…。

最初は、聞こえるか聞こえないかぐらいの、か細い声で鳴きます。


②なー、なー。

反応がないと見ると、強く鳴き出します。


③ずん、ずん。

無視していると、胸の上に乗ってきます。


④ぐるぐるぐる。ふごーっ、ふごーっ。

鼻息を荒げ、その息を口元に吹きつけてきます。
いやすぎるので、だいたい、ここらで無視できなくなり、
胸の上から払い落とします。


⑤ざり、ざり。

人の手はまだしも、鼻をなめたりしやがります。


⑥なーっ! じぃ……。

強めに鳴いた後、反応を確かめるように枕元で顔をのぞき込みます。
彼的には、お迎えに来た死神をイメージしているようです。

ここで起きないと、攻撃モードのスイッチが入ります。


⑦カリ、カリ、ガリッ。

枕元に積んである本や雑誌で爪研ぎを試みます。
また、積んだ本の上に乗り、
わざと山を崩して飼い主に向けて本の雪崩を起こすテクニックを駆使することもあります。

「コラッ」と叱られると、脱兎のごとく逃げていきます。
でも、すぐ戻ってきます(笑)
これを何度か繰り返します。


⑧ダッ。

ベッドサイドの窓枠に飛び乗った音です。
ベッドに横たわる飼い主を見下ろすその表情は、凶悪そのものです。


⑨ボゴッ!

窓枠に置いてある小物を、飼い主めがけて「ていっ」と払い落とします。


⑩ダッ、ダスッ。ダッ、ダスッ。ダッ…ドスン!

ついに出ました。最凶の作戦です。
窓枠から飛び降りてきます。
いわゆる、パラシュート部隊というやつです。
そうです。ボクシング漫画『あしたのジョー』で、
鑑別所に入れられたジョーが他の入所者の少年たちから受けたリンチです。
しかも奴は、いきなり腹の上に着地せずに、
その前に、わざと顔のすぐ横に飛び降りたりして、
脅しやフェイントを入れるという憎々しい技を使います。

窓枠から飛び降りる、そのときの彼の心の中は、まさに、

$ナナメ俯瞰から見た僕
「あしたのジョー」©高森朝雄、ちばてつや

こんな感じかもしれません(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


⑪しゃくしゃく。

最近使うようになった戦法です。
ベッドの頭側の脇に置いてある、鉢植えのネムノキの葉を食べ始めます。
耳元でしゃくしゃく咀嚼音を聞かせて、安眠を妨げます。

そして、部屋を出ていった後、廊下のあたりで

⑫げくっ、げくっ、げくっ、げくげくげくびしゃーーっ。

と、吐き戻す音が…orz




すんませんしたっ! 完敗であります。
起きます起きます、起きればいいんでしょ。

と、たいていは彼がフルセットやる前に白旗を揚げることになります。



どうでしょうか? なかなか高性能だと思いませんか?
完全にオーバースペックじゃないかって気もしてるんですけどね…。