春の終わり
昨晩の強風で、うちの庭にひっそりと咲いていたしだれ桜が一気に散った。
庭には、土の黒と、新緑や苔の緑、そして桜のピンクのコントラスト。
4、5日前、まだ花が残っているなとは思ったけれど、
こんなに残っていたとは知らなかった。
思わぬ美しいものが見られて、何だかトクした気分だ。

強風で折れた枝が庭に落ちていたので、
拾い上げてみると、
カマキリの卵が。
夏になったら、ここからちっちゃいカマキリが
わらわらと出てくるんだな。
ちっちゃいカマキリは、
透き通ったグリーンをしていて、なかなかかわいいんだ。
でも、こういう卵を産む寸前の
晩夏のでかいメスカマキリは、ちょっとおっかない。
今、手でつかまえるのは勇気がいるな。
カブトムシみたいな硬い甲虫系はまだ平気だが、
カマキリとかバッタとか、腹がやわらかいヤツはムリかもな。
あ、硬くてもアブラゼミとかもムリだわ。
子どものころは、ゴキブリ以外はどんな虫だって平気でつかんでいたのだが。
カマキリとコオロギを同時につかまえて、
目の前でカマキリにコオロギをむしゃむしゃ喰わせるという、
今考えるとザンコクなことだってした。
なんてことを思い出しながら、
枝をヤマブキの茂みの中に挿した。
暖かかったり寒かったり、おかしな気候が続いたけれど、
さすがに春も終わりかな。
