最後の夏の大会に向けて練習に励んでいた。

 

怪我の時期を乗り越えて、自由にまた動ける自分に喜びを感じていて

前よりもっと前向きになっていた。

 

春の大会での屈辱の後はみんなの雰囲気や姿勢も大きく変わり、会話が増えて

なんとなく監督の采配だけではなく全員で考えて話し合う機会もあり、全体的に

ムードがかなり良くなっていた。

 

 

そして夏の大会の組み合わせが発表

 

なんとなく「この大会が最後か」という確信と最後まで真剣に挑みたいと思った気持ちがあんなに込み上げてきたのは初めてだったかもしれない。

 

そして、市内大会を迎え、通過点である優勝をしまずは順繰り。

 

県大会は少し苦戦したが、今まで乗り越えた事がなかった壁のステージに立った。

そして優勝する事が出来たのだ。

 

自分の気持ちは燃え尽きる事なく次って感じでしたね。。。

行くなら全国大会に行きたい。。。そう思っていた。

しかし全国大会にいくにはもう一つの地区大会で結果を残さなきゃいけない。

 

この時点でチーム的にな雰囲気はなんとなく県で優勝して満足してしまってるメンバーの気持ちが申し訳ないけど伝わってきてしまって、絶対に勝てないと思っていた。

 

そして大会の組み合わせが発表され、一回戦目のチームは隣の県の準優勝校でした。

当時は相手の選手登録の情報が記載されている紙面みたいな物があってみてみると

平均身長はうちとあまり変わらなく、スピーディーな展開をするチームなんだなって印象のチームでした。

 

大会前日の夜は珍しく凄まじく緊張して、気ずけば朝になっており。

カロリーメイトとバナナを持参して集合場所に行った。

勿論、親は忙しくて観にこれないし、来てもらいたいとも思ってないのは変わりません笑

 

会場に到着し、アップが始まり、反対側で対戦相手のチームを初めて目撃する。

うちとはまた別次元の闘志のオーラを放っていた。。。

 

他校の試合を観戦しながら、勝敗が決まった瞬間の負けたチームの無念さや勝ったチームの喜びを同じ空間で感じながらいよいよ順番がやってきた。

 

試合が始まり、自分とマッチアップした相手は今まで体験した事ないようなくらい

フェイントの上手さや、ちょっとした一歩が全然違う相手で気が付けば抜かれ。

点を決められてしまう。

なんとなく攻略するまでに時間が掛かってしまい。シーソーゲームの展開になった。

 

相手の気持ちが上回っていたのかな。最後は3ポイントラインより少し遠めの位置から

シュートを打たれて決められて試合終了。

 

自然に涙が出てくる。。。

 

中学最後の夏が終わった。引退だ。

 

 

チームメイトはあっけらかんとしていて満足気な態度をしていたのでそれがまだ子供な自分には理解が出来なくて燃え尽き症候群を加速させてしまったのでした。

 

引退後は心に穴が空いた状態で毎日を過ごしていました。

 

それからしばらくして監督と顧問から呼ばれた。

いくつかの強豪校の高校から声が掛かってるぞ。さすがに県大会で優勝も経験しているのでスタメンメンバーの子も含めてそれぞれに声は掛かってきていたのだ。

 

かなり偏差値が高くて自頭では到底無理な高校もあった。

即答はしなかったけどこの時点でもうバスケはやらないって心には決まっていました。

 

もうその頃には同学年の不良グループと遊ぶようになっておりタバコや酒、喧嘩もやるようになっており再びレールから脱線するようになっていた。

 

高校に向けて受験勉強する人間、推薦で学校決める人間、なんかこの頃って一番

みんな自立に向けて頑張る頃で友人関係もがらっと変わりましたね。

 

進路って言葉を聞くのが嫌で窮屈な感じしかなかったんですよね。

 

 

中学生編 終盤へ続く