貸し出し期限2週間ギリで読破
1P2段のやつだし、細かかった

久しぶりの高村薫作品
なんでこういうタイトルに惹かれるかな
借りた本では刺激が足りなかったか。
クリスマス前夜の「一家四人殺し」
数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。
翻弄される警察組織の中で、合田がふたたび動き出す。(上)
「私たち一人一人にとって、
世界を埋めるものは多かれ少なかれ異物なのだ」
刻一刻と姿を変えていく殺戮の夜の相貌。
容疑者はすでに犯行を認め、
事件は容易に「解決」へ向かうと思われたが…。
合田刑事の葛藤を描く圧巻の最終章。(下)
同名洋書、トルーマン・カポーティの『冷血』に刺激されての執筆
実際の、世田谷一家殺人事件をモチーフともいわれる作品。
杜撰な行動で証拠、痕跡も多く
犯人2人はわりと早く捕まるんだけど
とにかく、杜撰も何も
計画性皆無で思いつくまま犯罪を重ねる様子
見ず知らずの男2人がATM襲撃から
強殺にまで至った経緯が
動機がない?分からない

最後の最後に
犯人の本心が解かるのかと思いきや
そうでもなかった

でも、うまくいえないけど
人間の行動心理すべてに理由は見出せない
解るようで解らない感じ
難しさ
でもやっぱり、幼少期の生活環境は
影響するんだなぁ・・と
何かで読んだ、
実際の事件において凶悪犯罪の犯人には
精神異常、サイコパスなどを除いては
ほとんどと言っていいほど
幼少期に愛されなかった、家庭環境が劣悪だったとかいう
過去があるそうで。
照柿、レディジョーカー、以来3作品目
面白かったです
