5月25日より始めた『哀愁の EUROPE』シリーズ、
いよいよ最終回。
1973年8月17日(金)~ 9月7日(金)のヨーロッパ旅行、最後の帰路フライトです。
そして写真を調べていて、新たに分かった事が ・・・
9月6日(木)、ロンドン ヒースロー空港を出発。 西ドイツハンブルグ空港へ向かいます。
ルフトハンザの北回り羽田行の便に乗り換えるためです。
時刻は不明(たぶん午後)ですが、ハンブルグ空港到着。
我々を運んでくれた機体。
British Airways の トライデント 3B 。 (Hawker Siddeley HS-121 Trident 3B)
レジ G-AWZT 。 (ノーズギアの収納ドアに ZT と書いてあります。)
調べてみて、驚きました!
悲劇的な事故の当該機でした ・・・
びっくりと云うより、かなりなショックです! ・・・
ハンブルグ空港で乗り換えた機体は、
今から考えると、小学・中学生時代の憧れの機種でした。
搭乗した当時は、そんな感動はありません。 (B747 がデビューしてましたから ・・・ 笑)
機内から、撮影しています ・・・
rear ventral stairs と呼ばれる後部の収納タラップを初めて目撃しました。
レジを調べると、D-AHLM。
何と全日空が 1965年7月から1972年11月まで使用していた機体(JA8305)でした!
まさか、こんなところで出会えるとは ・・・
(なお、このマーク、どこかで見たことはありませんか?)
ハパックロイドは有名なコンテナ船会社でした!
(海上コンテナの側面にマークが書いてあります)
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アンカレッジに向かって飛行しています。
窓から見る景色は、北極圏、ほとんど同じような変化のない風景でした。
しかも、太陽は沈まず真横からずっと照り続けています。
真夜中のはずなのに ・・・
時間感覚が狂い、一気に時差ボケへ突入です。
現地時間は、まだ、8月6日のままだったはずです。 (正直、感覚はメチャクチャ)
ターミナルでは、便が到着すると Duty Free のお店が活気付きます!
当時は高かった洋酒(ウイスキーやブランデー)を皆メインで買い込んでいます。
ナポレオンと名がつくブランデーを買い込みます。(銘柄は、わかってない! ・・・ 笑)
撮影の方は、フィルムの残りがあと数枚 ・・・ 節約してます。
そして燃料補給の後、同じ B707 に乗り込みます。
窓から、隣の機体を、
レジ N145US。 DC-10-40 . 1973年1月導入の新しい機体。
懐かしい塗装です。 ちなみに背中とお腹の一部が、ベアメタル!
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離陸、 そして、爆睡 ・・・
気が付くと、羽田空港に到着していました!
(日付変更線を超えたので、夜にならないで 1日経過。)
手前の機体は、ヴァリグ・ブラジル航空の B707-324C、レジ PP-VLM です。
遠くには、全日空の YS-11、日航のジャンボも見えます。
この写真をもって、すべて終了です。
帰宅は、ぎりぎり残ったお金でタクシーだったと思います。
料金は、ちょうど現在の半分ぐらいです。
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曲の方は、こちらで締めます。
①~⑫ まで、哀愁の EUROPE シリーズを見ていただいて感謝です。
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半世紀近く前の未整理の写真、これを PC に取り込んでみようと思い古いスキャナー(ポジフィルム可)を Windows 7 の PC に接続しました。
現代では、あらゆる項目がネットの発達によって検索可能です。
記事へのコメントも、ヒントになりました。
そして、そのおかげで当時の想い出を追体験することができました。
1973年夏のヨーロッパ旅行、記事として書けたことはラッキーでした。
読んでいただいた方々の温かいコメントも、励みになりました。
ありがとうございます。
『 哀愁の EUROPE 』 シリーズを書き終えて、少しホッとしています ・・・
さて、ローマ トレビの泉にコインを投げ入れているので、もう一度訪れることが、
できますかどうか ・・・ ?
では、また ~~