ギリギリの戦いを制して、無事にパリ五輪の出場を決めました。
おめでとうございます!
パリオリンピック最終予選
2/28 18:30キックオフ in 国立競技場
なでしこジャパン2-1(0-0)北朝鮮
第1戦のアウェイ決戦は、北朝鮮の堅い守備に阻まれスコアレス。
決着は、第2戦の国立競技場決戦へと持ち込まれました。
アウェイゴールが無い今大会、純粋に1点でも多く取った方が勝利の試合に。
勝った方が出場権獲得で、負けた方は敗退の大一番。
チケットがなかなか売れず公式や選手たちが必死に呼びかけて、ゴール裏の販売枚数でも北朝鮮を逆転し、全体で20777人のサポーターが集結。
これも選手たちにとってパワーとなったハズ。
試合は、このメンバーでもやはり簡単にはいきませんでしたね。
ワールドカップを制覇した伝説的メンバーと比べると、澤のような絶対的な存在がいるわけではないですし、経験値が決して高いわけではないですが、技術や上手さだけなら歴代No.1ではないでしょうか。
そんなメンバーがオリンピックに出られないなんてあってはいけないものだと思っていました。
なでしこたちも頑張りますが、北朝鮮は気持ち全開で向かってきましたね。
技術的な部分では日本の方が上ですが、それを感じさせないぐらいの勢いだったと思います。
前半26分に、高橋はなが気持ちで押し込むゴールを見せてくれましたが、そのあとは特に長く感じましたね。
最大のピンチで最大のハイライトは前半終了間際。
ペナルティエリア内での北朝鮮のヒールキックで打たれたボールがゴールに向かって行った時には「やられた!」と思いましたが、必死に飛び込みそれを食い止めた山下!
まさに「山下の1ミリ」でしたね。
これが無かったらどうなっていたか・・・
守護神健在です!
後半に入っても、スコアこそ1-0でリードしていましたが、北朝鮮の強い気持ちで向かってくる姿勢は脅威でした。
その均衡を破った藤野あおばの強烈ヘッドは最高でした。
家で観ていて思わず叫びましたね。
これで決まったと思いましたが、この4分後に一瞬のスキを突かれて失点。
今のなでしこの課題は、守備があっさり崩される事がある事。
以前からこういう部分の脆さが課題だと思っていました。
そこをある程度クリアしていかないと、世界で上位に行くのはなかなか厳しくなってきます。
なでしこ達も最後は気持ちで守り抜きました。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、嬉しい以上にホッとしたというのが先に来ました。
これで無事にパリ五輪に出場できます。
さあ、本当の戦いはここから。
メンバーに選ばれるための熾烈な戦いです。
開催まで約5ヶ月。
今回の素晴らしい戦いを見せてくれたなでしこメンバーを中心に、女子サッカーを改めて観てみるのもイイと思います。
長谷川唯や熊谷紗希といった海外組が目立っていますが、2点目を決めた藤野あおばや1ミリの奇跡を見せてくれた山下杏也加は国内組です。
そんな国内リーグであるWEリーグも応援していきましょう。
さあ、なでしこジャパン、パリでも大暴れしちゃってくれ!
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