以前から話題が出ては消えていた「Jリーグのプレミア化構想」。
Jリーグは、先頃リーグとクラブの将来を見据えた様々な改革案を検討する「リプランニング推進サポートチーム」というものを立ち上げたそうです。
今のところ、J1の上位リーグにあたるプレミアリーグの創設は議題に入ってないみたいですが、このプレミア化というのは必要なのかという話。
個人的ジャッジは
「是」
です。
現在Jリーグは、J1・J2・J3の3部制で成り立っています。
今回のこの件は、J1の上に「プレミアリーグ」を作るかどうかという事なのですが、いくつかの案があるようですね。
・J1の中から10～14チームぐらいをプレミアリーグへ
・外国人枠撤廃
・放映権の独自管理
が主に言われている事。
一方で、このプレミア化の懸念されている部分は、プレミアリーグに上がったチームだけがどんどん儲かっていき、上がれなかったチームが置いてけぼりにされていくという事。
それが続くと、やがてリーグ全体が廃れていくという意見をよく見ます。
Jリーグは、地域密着を掲げリーグ全体で盛り上げていこうという信念があります。
もちろん、これは日本らしさが出ていてイイ事なのは間違いありません。
ただ、実際は自分も感じる事があるのですが、毎年同じように日程を消化していき閉幕していくという・・・簡単に言うと、どこかマンネリ化しているような気がしています。
それでも、ここ数年は川崎が独走したりと盛り上がる要素もありますが、やはり全体を見るとリーグとして伸び悩んでる感もあると思ってるのは自分だけでしょうか。
Jリーグのプレミア化は、そんな状態に1つイイ刺激を与えてくれるのではないでしょうか。
J1は、日本最高峰のサッカートップリーグなわけですが、チーム数が多すぎるというのもあり、レベルの差がはっきり出てしまっています。
そのJ1のチーム数を減らし、本当に相応しいチームを最上位リーグに持っていく事で、ある一定のレベルを保つ事ができますし、むしろ少しずつ上がっていく事も期待できます。
2つ目の外国人枠撤廃という部分ですが、じゃあ撤廃したからと言って全員外国人選手にするチームがあるでしょうか。
さすがに全員ではなくても、スタメン11人のうち7.8人まで外国人選手で埋めるチームが現れるとは思えません。
一部の意見でもありましたが、神戸がやりそうな気もしますが(笑)、ただそれも1つの個性とも言えます。
外国人選手を主体として構成するチームが仮に出てきて一気に強くなったとしても、それは長くは続かないでしょうしサポーターからも飽きられてしまうハズ。
無理だと感じた日本人選手が移籍をするという事が繰り返されれば、「このチームに入団しても試合に出られない可能性があるから他のチームに入りたい」と思われる可能性もあります。
そういうのが続くようになると、そのチームが廃れていく事は目に見えていますね。
3つ目の放映権の独自管理の件ですが、今は
・Ｊリーグが試合の放映権を一括管理し、契約金を各クラブに配分する
となっているため、配分金は同じカテゴリー内均一で、人気クラブとそうでないクラブの格差が生まれにくくなっています。
ただ、この一括管理されている事の長所として、「横浜F以来、チーム消滅が起きていない」というのがあります。
これはスゴく大事な事で、Jリーグサポーターなら誰しも
「もう、第2の横浜Fは絶対に出さない」
という想いを持っているハズです。
この部分は難しい問題で、プロなら一定の競争は絶対必要だと思いますし、そしてプロチームなのだからしっかり経営努力してチームを維持していくのは当たり前。
厳しい事を言えば、勝者は上がっていき敗者は去っていくのもプロの世界ではないでしょうか。
まあ、実際は去らないようにリーグ全体でのサポートが必要なんですけどね。
このプレミア化で、今まであまり無かった競争が生まれると思いますし、それが激化していくと思います。
日本らしさも必要ではあるのですが、「ワールドカップで優勝」だったり「世界と互角に戦えるリーグ作り」を考えているのなら、現状維持で進めていくのでは無理だと思うので、1つの起爆剤として考えてもイイのかなと自分は思います。
ちなみに、プレミア化が実行されたらどのチームがプレミアリーグに上がるのでしょうか。
個人的なラインナップは
・鹿島
・浦和
・FC東京
・川崎
・横浜FM
・名古屋
・G大阪
・神戸
以上です。
10～14チームどころか、8チームになってしまいました。
ただ、思いついたのがこの8チームだけという事は、自分の中でJリーグがまだまだというのを表している気がします。
歴史の差もありますが、完全に野球に負けているJリーグ。
このままでは、一生勝つ事は無いと思っています。
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