先日、FREAKS5月号が届きましたが、今回は前号である4月号の中から個人的に面白かったと思った記事を1つピックアップしました。
このコーナーは、ジーコと2人の選手(綺世と町田)それぞれが自分の中で持っている「言葉」について聞いてみたというもの。
「至言(しげん)。」というコーナーです。
「至言」とは、事物の本質を適切に言い当てている言葉の事。
いわゆる座右の銘のような物のようです。
今回は、上記の3人のうち、町田をピックアップ。
町田の至言は「楽しむ」。
この言葉は、町田がお父さんからいつもかけられていた言葉で、それがずっと頭にあるそうです。
鹿島ジュニアに入った町田は、自宅から練習場や試合会場まで父親に車で送ってもらっていたのですが、そこで車から降りる時にいつも
「楽しんでこいよ」
とかけられていたという事です。
本人的には何気なくいつも聞いていた言葉なのですが、最近になってフラッシュバックしたといいます。
最近、「チームが上手くいっていない時のマチ君は苦しそう。何か楽しんでないよね。」と言われた事があり・・・
そして、3年目で試合に出始めたばかりのG大阪戦で点を決めた時や、C大阪戦で1人抜いてアシストを決めた時は、「すごく楽しそうにプレーしているように見える。」と言われたそうです。
自分としては気負ってるつもりは無かったが、他の人からはそう見えるという事を改めて知り、お父さんが言っていた「楽しんでこいよ」という言葉がリンクしたといいます。
自分では自覚が無くても、他人が見る自身のプレーの印象を聞いて、改めて「楽しむ」とは何なのか考え直すキッカケになりました。
大岩監督(当時)からは、「プロだから戦い義務がある。けれど、楽しむ権利がある。」
ザーゴ監督(当時)からは、「プロだから結果にこだわらないといけないけど、ゲームを楽しみなさい。」
と言われ、「改めて忘れかけていた”楽しむ”という事を大事にしようと思った」と町田は話しています。
ユースからトップに昇格した当時は、なかなか練習にもついていけず、柴崎からは「早く出せよ!」と怒られダヴィには吹っ飛ばされながらも、必死に食らいついていきました。
少しずつ試合にも出られるようになり、気持ちにも変化が出てきます。
守備で1対1の場面で勝ったりすると楽しいと感じるし、相手の動きを予測して自分はどう動くかなどの駆け引きも楽しめるようになってきたそうです。
さて、今シーズンの開幕戦の清水戦は、鹿島が先制しながらも最終的に1-3の敗戦。
失点シーンでは、町田も含め守備陣が完全にやられた形になってしまいました。
この試合の翌日、
「清水戦の次の日とか地獄でしたよ。朝起きたくないし、クラブハウスにも行きたくない。」
と。
さらに、
「どんなに自分のプレーが悪くても、試合に勝っていたら気持ちいいじゃないですか。そう、勝たなきゃ楽しくないんですよ。」
とも話しています。
町田がトップに挙がってから、チームは3つのタイトルを獲りました。
2016シーズンのJリーグと天皇杯、2018年のACLなのですが、どれもピッチ上で迎えたものではありません。
年代別の代表に行っていたり、天皇杯ではベンチ外だったり、ACL決勝は帯同はしたものの19人目でスタンド観戦。
特にACL決勝でベンチにすら入れなかったのが悔しかったそうです。
今だったら貢献できる自信はあるが、当時はまだピッチに立てるレベルには無かったと本人も自覚しています。
「あの雰囲気、あの舞台はヤバかった。」
と話していますが、やはり本人としてはああいう試合に出て楽しみたいという気持ちが強くあるんだと思います。
最近、弟がサッカーの試合があるからと家に泊まりに来たそうです。
翌日、車で試合会場まで送っていき、弟が車を降りる際に
「楽しんでこいよ」
と一声かけました。
昔、町田自身がお父さんから車で送ってもらった時にかけたもらった言葉を弟にかけた町田。
これをしっかり弟に繋いでいくという気持ち、大事です。
とにかく、ピッチ上で優勝を経験したいという想いを強く持っている町田。
「楽しんで結果を残す」
今シーズンこそは、これを実現して欲しいと思いますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~








