中卒と塾無しを強調してヒットした人の本
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桜井信一の わが子に教えたくなる 中学受験算数・国語
1,540円
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自分で子供の勉強を見て中学受験に合格、というのは、(この方の場合第一志望には不合格ではありますが、)母親だとこれまでもいっぱい有ったと思うんですよね。専業主婦が全力で自分の子供を支援し、その成功から本を出したり、塾を立ち上げたりというお母さんの成功例は多い。
自分で勉強して子供を教える、というたいへん手間の掛かることを、専業主婦でもなければ仕事もしている父親がやったところが新しいんだろうと。中卒とか学習開始時にいかに勉強ができなかったかというあたりは、ビリギャルとかでも使われている「最初は下げておくことでメソッドをすごくみせるスパイス」なのでまあ真に受ける必要はない。(ビリギャルの最初の低い偏差値とやらは、進学校の校内偏差値だったのだとか)
本書の大部分は、学習と受験のテクニック的なものが雑多に集まっているもので、個々に見れば他の受験指南本で見たものも多いです。そんなにたくさんオリジナルな、しかも効果のある手法があるわけないですから、それは仕方がない。いろいろヒントがまとまっているだけでも良い本でしょう。
それらは、この人が自分の娘にやってみて良かった、あるいは意味がなかった、という情報の集まりで、結局のところそれは n=1 なので、自分の子供には自分が試して自分が効果を見て判断しないといけない。そこにひたすら時間を掛けることで親が中学受験を支援することができるよ、というのは真実なんでしょう。
