祝いたかったなあ。

ずっと体調は良かったのだけど。

この時期はどうやってもつらくなる。

もうすぐえいちゃんの誕生日。

13歳。

もう、一緒にいた時間よりいない時間のほうがながくなっちゃって。

心に空いた真っ黒な穴は深くなるばかり。

どんなだったのかな。

どんな声になったんだろう。

どんなふうに笑うようになったのかな。

もう、ママじゃなくて、お母さんって呼んでたかな。

身長はどれぐらい伸びたのかな。

もうママは抜かしたかな？

まだ痩せ型なのかな。

中学生になって、

なにかスポーツは始めてたかな。

どんな友達といたのかな。

どんな食べ物が食べられるようになったかな。

どんな反抗期を迎えていたのかな。

初めての期末テストはちゃんと勉強できてたかな。

さんちゃんも勉強頑張ってるよ。

でもしょっちゅうさぼってるの。

パジャマとかも、すんごい適当にたたむからね、いつも文句言われてるよ。

えいちゃん、ママのところに遊びに来てくれないのはなんで？

助けられなかったままのこと、怒ってるの？

怒るよね。

楽しみにしてたこと、

やりたかったこと、

全部全部できなくなっちゃったんだもんね。

ごめんねえ、えいちゃん。

ママが変わりに死ねたらどれほどよかったか。

おめおめと、まだ生きてるよ。

ごめんねえ。

なんだかなあ。

七回忌を終えて、気持ちが驚くほど落ち着いた。
新しい誘いもあり、また忙しくなりそう。

今日、えいちゃんの同級生が
中学校の入学式の写真を送ってきた。
無事に中学生になりました！（ハート）
前ほど落ち込んで我を忘れることはないけど、
なんだかなあとは思う。

こんな写真を見ても、
なんだかなあと思う程度でいられることが不思議。
七回忌すぎると、
気持ちってだいぶ落ち着くものなのかもなあ。

七回忌は二回。

なかなか進まなかった七回忌の日程決め。
コロナ禍だし、親戚が来るかどうかは別にして、
呼ばないわけにもいかない。
かといって、親戚が一緒だと、
心をバリアしておいても、どうしても傷つくことがあり、しんどい。
そのしんどさを想像してしんどくなるという
わけのわからかい１月２月。
そうこうしてたら２月も、もう半ば。

なので、それならいっそ、二回やって、
命日当日は、夫とさんちゃんと3人だけで、
心をこめて七回忌をやろう。

夫に言ったら、賛成してくれて、
ご住職さんも快諾してくれて、
心を重くしていたものを少しだけ片付けることができた。

七回忌。
会えなくなってもうすぐ丸６年。
悲しみも淋しさも
全く癒えない。
苦しさは更に増し、
毎日が息絶え絶え。

それでも生きている。