銀座の飲食店で働く息子が将棋に目覚めた。
以前から休みの日は私の処にやってきて一番勝負!
と、駒を並べだす。
一年前まで私に勝った事はなく、飛車か角抜きでやっていた。
それがどんどん腕を上げ、私が呑んでいると挑戦してくるが
平手(何も抜かない)で酔っ払いの私に勝つようになってきた。
(吞んでない時は挑戦してこないのが可愛い処だ)(;^_^A
私は囲碁は段持ち、将棋は高校生の頃2級をとった。
2級でも、近所で俺は初段だ、2段だと豪語するおっさんに
一度たりとも負けたためしがない。
彼は飲食店のバーの部門を任されている。
ある時、お客さんで将棋が連盟2段の初老の紳士と
お店が暇な時に将棋を指したら、なんと彼が3回の内
1度勝ったそうだ。![]()
すると、その初老の紳士「君は筋がある」と言って高価な
将棋の駒と盤を買って来てくれたそうだ。
その後、来る度に将棋を指すようになり、週に3万円から5万円も
落としてくれる上客になったそうだ。
現在、休みの日はその初老の紳士と将棋会館に通い、
段持ちの対局者といい勝負をしているようだ。
彼は私の息子たちの中では他の子達とは変わっていて、
「僕は勉強が好きじゃないから」
と高校卒業後すぐに飲食業界に就職、イタリアンレストランから
引き抜かれて現在の会社に入った。
親しみやすい性格から接客が上手く、何より聞き上手で
3年間の料理の修行で一通りの洋食料理(イタ飯中心)も作れる。
私も彼と話していると大変楽しい。
そんな彼は、店では大変重宝されているらしい。
将棋もそうだが、勉強が嫌いだから頭が悪いわけではない。
何でも努力すれば自分に合った世界で活躍できる。
一生懸命働く人間に、職種に貴賤はないのだから。
今度、我が家に指しに来たら呑まないでやろう。![]()
