先日、長男から電話が掛かってきて、突然驚きの相談が。


「会社を設立するにはどうしたら良いか」叫び


何でも、現在勤める携帯電話キャリアの他の店舗の店長と


一緒に、携帯電話アプリおよびオペレーションのサービスを


主体とした会社を作りたいという。


そこで現在の代表的な企業形態である、株式会社と


最近アメリカでは一般的になりつつあり、日本でも多くなってきた


LLCの大まかな違いの説明をした。




*LLC:Limited Liability Companyの略。日本で言う合同会社。
 日本では比較的規模の小さな会社のイメージがあるが
 アメリカの企業では大手航空会社のLLCもある。




大手の企業を客先とする営業方針ではなく、個人向けの


サービスがメインなら決算時などの経費の安いLLCでも


全く問題ないと説明した。


但し、LLCは株式会社とは違って社長職がないので、


代表は代表取締役(社長)ではなく、代表社員となる。


出資の額の多さで発言権が左右されないので代表社員


だからと言って他の社員より発言権が上回る事はない。


つまりカリスマ社長や役員が切り盛り出来る株式会社と違い


社員同士合議制で全ての経営方針を社員皆で検討し、


仲良く?決定していく必要がある。


その代わり、株式会社と違い官報に公告する必要もないし


定款も要らない上、決算情報を公開する義務もない。









一通り会社の形態について説明した後、大まかな事業計画を


聞いたが、気の毒には思ったが、どう数字を弾いてもそれでは


食べていけないよと忠告した。


会社の経営とは生易しいものでは無い。


独立採算の携帯ショップの店長、二人で始めようと言うのだから


その計画達成の厳しさも身をもって感じているだろうが、


社長、役員にはただ実績数字を上げれば良いというだけではなく


多くの責任と複雑な仕事がついて回る。


会社の経営者は何でも屋さんだよ。「よろずや」と言ってもいい。


そう説明すると、もう少しパートナーとよく相談してみると言い


電話を切った。








資本金、1円から会社が設立出来る現在、若者達の参入が


増えているようであるが、実際にはある程度資金調達しなければ


経営が継続するはずもない。


第一、資金不足では毎月の社員の給料や会社の活動経費は


どうやって捻出すればいいのだ。


若い方達が経営を目指し、起業を試みるのは大賛成だ。


ただし、会社員とは全く比べ物にならないリスクと隣り合わせだ。


慎重に考え、十分に準備をしてから再度相談して欲しい。







でも、起業を考えるなんて、少々息子を見直した。音譜