私は飛行機が大好きである。
と、先日妻に言ったら、「本当、信じられない!」と言われた。
高いところが大の苦手だから、そう印象付けられたのであろう。
飛行機に乗るのが苦手なのは、三半規管の障害なのか
瞬時に高度が代わると、頭痛がおこり耳が悲鳴を上げるからだ。
その点を除いては、だいの飛行機好きである、と言うより、
離発着のメカニズムや、管制塔とパイロットのやり取り、
安全に飛行機を飛ばす為に、陰で支えるスタッフ達の仕事の
素晴らしさには本当に感動してしまう。![]()
そんな私が大好きな映画は、矢口史靖監督のマニアックな
情報満載の、「ハッピー・フライト」である。
ピトー官(速度センサ)をバード・ストライクで失って、太平洋上から
羽田空港に、エア・ターンバックする、ANA のボーイング747-400。
ところが、その時関東地方に台風が上陸する。
当然、管制官は悩む・・・。
どちらの方向から飛行機を着陸させればいいのか。
極端な横風はとんでもないし、強い追い風だと滑走路が足りず
オーバーランしてしまう可能性もある。
飛行機は、基本的には無風か、向かい風で下ろすのが常で、
一番安全なランディング(着陸)が望めるからだ。
台風が通過すると、大きな風向きが360度変わる。
ここで、羽田空港の滑走路を見ていただきたい。
羽田空港には現在、A~Dの4本の滑走路があるが、
映画パッピーフライト撮影時は、その後拡張されたD滑走路は
工事中の為使用できない。(写真右側)
映画で、747が離発着するのは、写真上のC滑走路である。
管制官は当初、着陸に、RWY16L(ランウエイ・ワン・シックス・レフト)
と指示をする。(C滑走路左から右)
これは南風を想定したもので、その指示を受け千葉県の木更津
上空まで来た時、北風にかわり、突然、RWY34R(スリーフォーライト)
と訂正される。(C滑走路右から左)
これは、悪天候時、速度情報も無い中で、結構無茶な指示であるが
安全に着陸できないのであればやむをえない。
映画では様々な困難を克服して、無地空港に到着するのだが、
羽田空港の滑走路、航空機のトラフィックを若干知っているだけで
この映画は何倍も面白くなる。
ちなみに、この便は34Rから飛び立って34Rに降りてきたんですね。
こんな点を注意しながら、もう一度見てみませんか!
ハッピー・フライト・・・。
はるかちゃん可愛い!
*「ご参考に」
RWY16L、34Rは滑走路の方向、角度と左右を表します。
16Lは真北を0度として、160度右側滑走路(A滑走路同方向は16R)
34Rは同じく、340度右滑走路(A滑走路は34L)
B滑走路は上下・下上でそれぞれ、22、04滑走路ですが、
こちらも、220度、40度という意味です。
