昨日から、練習仲間の方のボールのオイル抜きをしていますが、きっちり抜くのは大変な作業です。

オイル抜きに関しては、常にニューボールを投げる機会の多いプロボウラーはほとんどする必要がありませんので、アマチュアの方の方が経験も多く詳しいように感じます。
私達も数名で情報交換して来ましたが…

最終的にたどり着いたのは、お湯の中で洗うと言う方法です。

まず、一昔前に流行った、ヒーターやストーブ、またオイル抜き専用ヒーターは、可塑剤が抜けますので、論外。
次にボールをペーパーなどにくるみビニール袋に入れてお湯の中に浸ける方法も試みましたが…

取り出してオイルを拭き取る間に、オイルが再吸収される為、効率が良くありませんでした。

次にホールにガムテープなどでマスキングしてお湯に直接浸けて、オイルをお湯に浮かせる方法ですが、これもまたお湯からボールを取り出した時に再吸収されてしまいます。

それらの問題点を考慮した結果、お湯の中に15分程度浸けたあとに、そのままお湯の中でスポンジなどを使いオイルを洗い落とす方法が、現在のところ手間はかかりますが、1番有効な方法だと感じます。

可塑剤は80度あたりで抜けますので、お湯を使用する場合も、80度を越えるとヒーターなどと同様、可塑剤が抜けてしまいます。

私は50~60度くらいのお湯につけて15分くらいで温度が下がった時点でオイルを洗い落とす方法を繰り返し行っています。

理想はオイルが完全に抜けきれるまで繰り返し行うべきですが…

200Gくらい投げたボールだと、50回くらい繰り返すケースがあります。

一度キッチリ抜いたら、後は20~50Gの間で行えば、表面の再加工のメンテも必要となりますが、新品のリアクションには戻らないにしても、あるレベルからはヘタってしまう事は無いように感じます。

特にストームやロトのボールは耐油性が強いように感じ、私は3年前のお気に入りのボールをいまだに使用していますが、オイル抜き後は、ここ一年以上ボールポテンシャルは変わらないように感じています。


あくまでも私的感想と方法であり、専門的には正しいとは言えないかも知れませんので、責任は持てませんが、興味のある方はお試ししてみては…