これからボウリング界はどこに向かうのでしょう…


あちらのblogだけでなく、アチコチで協会批判や会長の責任追及が論議されていますが…


ここで冷静にシュミレーションしてみたいと思います。


仮に会長が責任を取って辞任した場合…
会長ありきでスポンサーを継続している既存のスポンサーが撤退する事は、確定的です。予想されるその数は、会長との関係無く既に撤退が噂されているトーナメントも含めると…おそらく5本は減少すると思われます。

それでもDHCを優先するべきである…と言う声もございます。

では仮に会長と減少するトーナメントを代償にして、DHCを継続したとします。

しかし、元々DHCは会長同士の繋がりから、中山会長がJPBAの会長でいる間は、スポンサーとしてボウリング界をサポートする…と言う経緯があったわけですから、ここで会長が辞任してDHCを引き止めても、これから何年も継続してスポンサーを続けていただけるとは、今のボウリング界の現状を見ると、考えにくいと思います。

結局数年後には、会長とDHCのどちらも失い、トーナメント数は現在の3分の1以下になってしまうでしょう。

プロボウラー全体の収入の損失額はゆうに2億円は下らないと思います。

それら全てを失っても、協会を改革するべきだと言う、改革派の意見もけして間違いとは言えないかも知れません。


しかし一般企業で考えた場合…
会社を改革するので、新しい取引先が見つかるまで、給料は払えないが辛抱して下さい。
その間、お客様にもサービスの提供は出来ません…

では…、社員もお客様もその会社や新役員を支持出来るとは、私にはとても思えません。

中には、私は支持する…と言う方もいらっしゃるでしょう…


しかし、現在の社会情勢やボウリングを商材として見た場合、協会内はもとより、外部から優秀な営業スタッフを招いたところで、今後新しいスポンサーが簡単に見つかるとは思えません。


何年もの間、改革の為にスポンサーの減少による収入減に耐える中…新役員は、会費からの収入で、安定した稼ぎを得ている…

やがて今と同じように協会批判が続出する事になるのではないでしょうか?

今よりも…フアンに魅力ある戦いの観戦の場を提供し、プロボウラーに稼げる場を与える…

それが出来て初めて協会改革と言えるのでは無いでしょうか…


私は、改革は確かに必要ですし、それを否定するつもりはありませんし、協会を擁護するつもりもありません。

ただ…改革を叫ぶ前に…

何が必要なのか…

どのような方法で事をなすのか…


今、やらなければならない事。
今、出来る事を、業界全体で考える時期では無いかと思います。


それは協会の問題だけでなく、DHC問題にも言える事ではないでしょうか…


メッセージボックスでも構いませんので、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。