~約束に 寝坊した彼と会わずに 下り列車に引き戻される~



ずるっっっ


なオチでした。


思い出した。元カレが不規則な仕事をしていて、完全夜型人間だったことを。


2時間後、平謝りで近くまで来たのでコーヒーをおごらせてくれ、


のメールを断って、次の仕事に行くために電車に乗った。



もう鏡を見なくてもわかる。今の自分の顔。


ほっとして、柔らかい・・・ たぶん。



夫の浮気現場に出くわした時、きっとこれ以上ドロ沼化する前に


何か見えない力が私たち夫婦を引き寄せた、そう思った。


あのぎこちない手のつなぎ方、まだ不倫未満だったと言う夫の話も


本当なんだろう。


そして今回、また見えない力が働いた・・そんな気がした。



夜、私から誘い近所のお好み焼きやさんで夫とお酒を飲んだ。


今日の出来事を全部話した。



「そんな男の話、聞いてない。どんなやつ?」



自分を高い棚に上げて、焼きもちを焼く夫。


男ってこんなもんなんだ・・・


お店に流れる80年代の懐メロを口ずさみ、


ジュゥジュゥと音を立てるお好み焼きを挟んで


ホッピーとレモンサワーでカンパイ。



しばしの休戦。