映画「宮廷画家ゴヤは見た」
18世紀末のスペインで
ゴヤは宮廷画家に任命された。
作品の中には、社会風刺を描いていた。
やがて戦争に巻き込まれ
翻弄されていく ゴヤと市民達の話。
市民達を解放するためなのか
侵略のためなのか
戦争のために
市民はたくさんの血を流す事になる。
生きていくためには
どんな事もするしかないこの時代は
本当に 悲惨だ。
そして宗教もまた
人間を救うためのものなのか
ただ権力を示すためにあるものなのか
この映画では 皮肉も混じっている。
ゴヤの作品が
たくさん登場するが
すばらしい肖像画だが
その表情には
傲慢さが現れていたり
じっくり見ると醜かったり
そして 時代そのものを描いているたくさんの絵は
目を覆いたくなるような記録ばかりだ
恐らくゴヤは 平和を願いつつ
絵にこめていたに違いない。
非常に怖い話だった。
しかし 目をそらしてはいけない
今後の世界に 様々な事を 警鐘しているに違いない。