初日の出
顔洗って 化粧して
水筒に お湯、 インスタントスープを持って
首にはマフラー 手には 手ぶくろ
ジャンパーを着こんで
例年の事ながら
聖峰へ 出かけた。
今年は、自分から登ると言った息子と
自分からは登らないと主張していた 我が家 最年長 3歳の愛犬”
ちび”を連れて行った。
すごいゆとりのはずだったのに
日の出
までは あと20分ほどだ。
これでは 楽な道 女坂を登っているわけにはいかない
表から昇る 急な男坂を登る事にした。
男坂なら いつ日の出
になっても
拝む事ができる。
いざ 登り始めると
息子の歩調
に 私
はついていけない。
犬
を託して
息子は、山頂にて 日の出
の鑑賞
私は 途中で腰を降ろし 写真の丁度いいアングル
を決めた。
日の出
をカメラにおさめた後
山頂まで上り
地域の方の振舞っていた甘酒
とみかん
をありがたくいただいて
山頂からの素晴らしい下界のながめをたのしんだ。
そこでSさんKさん豆穂マスター 3人のお知り合いに出会い
びっくりしたのは
そのSさんは 他の2人とは全く面識が無い。
それなのにSさんの高級な望遠デジカメ
の写真に
試し撮りで撮っていたのは
Kさんのアップ。
その写真
には Kさんが なにやら 身体の温まりそうな飲み物を飲んでいる姿が映っていた。
約60人程 いたなかで よくぞ Kさんを 選んだな~。
こんな偶然もあるものだ。
そして 帰り道は 女坂を選択。
健脚自慢の“ちび”
も さすがの男坂には 辟易。
「も~ 帰りは 歩きたくない~~」と駄々をコネ
息子の足に ひざかっくんを ほどこし
抱っこしてもらったのだった。
“ちび
”の顔は 「やったね。作戦成功
!!」と 万遍の笑みであった。
それにしても うちのだんなさんと そのだんなに性格の似ている娘は
その間 ぬくぬくと まだ布団の中
。
全く日の出
には 興味ないそうだ。


