「剣客商売」 池波正太郎
親から「とにかく面白いから読んでみたら」と薦められていた本
剣客商売シリーズ全てで20巻ほど出ているらしい。
とりあえずその1巻を読んだ。
剣客を商売にしていた”小兵衛”は、60歳近くなってすでに老後をゆったりと送っている。
お手伝いに来ていた19歳の娘といい仲になり結婚する。
その息子は、禁欲を守り24歳未だに独身だ。
息子も剣客を商売にしているため
仕事を頼まれるが、剣客という仕事はとかく危険が付き物。
その危険を回避させるため、父親が影となり日向となり助けていく話だ。
そこへ、女性の剣士がひょこひょこ顔を出したり、”小兵衛”と妻のいちゃついている場面があったりと、
色を添えている。
時代物は、ほとんど読まないのだが
これは実に面白い。
次はどうなるの?どうなるの?と早く先が知りたくなる。
”小兵衛”は、若い奥さんをもらったが、好き者というわけではなく、誠実な人柄で、
さりげなく息子を助ける場面などは、ホント 惚れてしまう。
私の勘だと、息子と女剣士がいずれ結婚するのではないかと踏んでいる。
ここに登場する主役を取り巻く人々が
皆 カッコイイことも魅力の一つだと思う。
次の巻を早く買いに行かねば![]()