歯医者
まだ終わらない歯医者。
最初に通い始めてからもう5回も行っている。
しかも同じ歯の治療にだ。
なんか時間かかりすぎる。
そして、毎回名前を呼ばれるまでに予約しているにも関わらず、30分は待たされる。
それだったら、なんで丁度いい時間に予約してもらえないのだろう?
さて、診療のために名前が呼ばれた。
隣の治療台の人と看護婦さんの会話がはっきり聞こえる。
聴くつもり無くても聞こえてしまうんだから、しょうがない。
その女性が、「入れ歯2本目ですか?なんとか元の歯を残す事はできませんかね?」と懇願していた。
しかし、無理ですとはっきり言われていた。
すると彼女「あ~、隙間があいてきたな~と思ったときにすぐに来れば良かったんですね。そうすればこんな事にはならなかったんですね」と後悔している。
まさしくその後悔の念は、今の私の心境だ。
その時ふと思った。「かわいそうに、入れ歯2本か~。私は まだましだな・・」と。
しかしその後私の治療に移った時、
私も つらい選択を迫られることになったのだった。
「残っている歯が薄っぺらいので、歯の真ん中に芯を入れて、補強してから
保険内でできるものをかぶせるか、保険適用外のセラミックをいれるか、どちらにしますか?
保険内でできるものは、次第に色がくすんで来ますよ。前の歯だし、セラミックの方が、白いままで耐久もいいですよ」と。
それりゃあ そんなふうに言われたら セラミックの方が良いに決まっている。
看護婦さんも私が”セラミック"と 返事するのを待っている。(ような 気がした)
しかし 10万かかるのだ。
は~あ。なんでもっと早くこなかったんだろう・・・・・。
そしたらこんなにひどい虫歯にはなっていなかったのに・・・・・・・・。(ん?やっぱりさっきのお隣さんと一緒の台詞だ?)
で、治療台の上で 「う~ん う~ん」と別に歯が痛かったわけではないのだが
声を実際に出して うながりながら考えた挙句、セラミックにしたのだった。
これじゃあ、結婚式の司会 初心者で~すなんていってる場合じゃない。
話が来たらやればいっか なんて悠長な事も言ってらんない。
セラミックのためには 働かなくっちゃ。
なんだか セラミックのために働くって むなしいね~。
でも とにかく とにかくよ・・・・
誰か、仕事くださ~い!!!!
心をこめて精一杯務めさせていただきますから~