今年も新卒(大卒)の就職活動は厳しいようですね。
まだ内定をもらえていない4年生を見ていると何点か思うことがあります。
1つ目は、たくさんの企業を調べているが、自分が何をしたいのかがわからないということ。
内定をもらうためにたくさんの企業を受験し、そのたびに企業の情報を仕入れているのでしょうが、応募先の企業に関連性がないとエントリーシートは通ってもその先、特に面接ではうまくいかないことが多いようです。
考えてみれば当たり前のようですが、面接ではエントリーシートのように予め問われていることに回答するだけでよいというわけにはいきません。
特に、志望動機や会社に入ってから何がしたいのかという点については、採用する企業側も特に興味を持っていますので、ここでしっりと回答できないことは致命的です。
それにもかかわらず、内定になかなか至れない方の回答を見たり、聞いたりしていると、まったくあさってなことを言っているか、本当にこの会社に入りたいのと思うようなあたりさわりのない返答をしている人があまりにも多いように思えます。
例えば、同じ営業職でもジャンルが違えば、やること当然違います。
それなのに別の会社で言ったこと(多くは第一志望の会社のために考えたこと)を再度言ってしまっている方がいます。
この手法は同業種の企業でしか使えないと意識すべきです。
また、「~に貢献」「~に役立つ」なんていう言葉を言っている方も多いですね。
会社に入れれば貢献できそうか、また役に立ちそうかを見る場が面接ですから、自分から貢献や役に立つとだけ言っても相手には響かないでしょう。
そう思ってもらいたいなら、なぜ貢献できるのか、役に立てるのかを過去の実績で説明するしかありません。
これが中途採用であれば、これまでの職務経歴などから説明できるのでしょうが、新卒の方にはそのような実績があることがごく稀です。
学業で何らかの成果を出したことが第三者に表彰されたり、認められたりしたことがない以上、このような言葉を使うと面接官には「どこでもこんなことを言っているのだな」と思われてしまいます。
こうした事態を回避するためには、次の2つを意識してください。
1 面接はできるだけ1日1社にしぼり、前日からその会社のことだけ考える。
やむをえず2社以上の面接を受ける場合には、かならず3時間以上時間を空けて頭を一度リセットしてください。時間がないからと言って、昼食時に別の会社のエントリーシートを書いたり、調べ物をしたりする方がいますが、この時点でもう面接への思いが小さくなってしまっているのではないでしょうか。自分が思っている以上にこうしたことは態度に出ます。採用する企業がそのような兆候を感じた学生の方を採用したいと思うでしょうか。
2 一度言ったことは二度と言わない。
志望動機や会社に入ってからやりたいことが別の会社を受験しているのに同じであるはずはありません。同業他社であれば似たことはあるでしょうが、それでも同じだということはないはずです。面接時に「これは前に言ったな」と思ったがあったら、その面接は残念ですが、成功する確率は半減したと思った方がよいでしょう。