唯川恵さんの小説(光文社文庫)です。
女流作家の作品を読み始めるという目標に対する記念すべき1冊目。
足だけしか描かれていない不思議な表紙に目がとまり、購入。
率直な感想は、「新鮮&驚き」です。
主人公は二人の女性。
同じ会社で同僚だった二人が別々の人生を歩み始めます。
一人は専業主婦に、もう一人は独身のままキャリアを積んでいきます。
一人はもう一人をうらやましく思い、もう一人の方は相手をうらやましく思う。
「羨望」、「嫉妬」、「葛藤」が走馬灯のように繰り返されます。
女性を「怖い」と言うか、「近寄りがたい」と言うか、そんな風に感じてしまいました。
主人公に近づく男性陣。
時に恋人が、時に夫が、そして時に子供が彼女たちを取り囲みます。
何気ない日常で男目線では気づかないことに気づかされました。
女性はもちろん、男性に読んで欲しい一冊でした。