でも、徒歩30秒の距離なのでピサ出発前の散歩がてらドゥオーモと礼拝堂だけ見に行きます。
こちらがロマネスク様式のドゥオーモ正面。。

そして、中。
イタリアの教会は華やかなのが多く、中に入るたびに感嘆の声をあげるのですが、あちこち沢山見すぎて写真だけ見てもどれがどれだか分からない。。。
お向かいの洗礼堂の外観、、

そして、中。

広場のマックでアイスを食べて、次の目的地へ出発!

この松を見ると、イタリアに来たなぁ~という気分が高まります。

当初予定の「ベネツィア→チンクエテッレ→ピサ→フィレンツェ」を「ベネツィア→ピサ→チンクエテッレ→フィレンツェ」に変更。
これにより走行距離にして200キロくらい往復ロスが出てしまったのですが、チンクエは今回の行程中唯一行ったことのない場所でもあり、且つ一番行ってみたいところだったので気合で向います。
高校の修学旅行でバスに揺られながらどこかの海沿いの断崖・絶壁を走った記憶があり、その車窓の素晴らしさが今でも記憶に残っているのですが、ちょっと記憶の中の景色とは違うようです。

海辺は晴れ間が多い、の経験則どおり、山側背後まで暗雲が立ち込めているにも関わらず、、
海側は春を通り越して夏になったような陽気です。
久々に見た晴れ間&暖かさ。。。


この一帯に5つある村落の中から今回選んだのはマナローラという村。

密集する集落の内部は想像以上に美しく、、、
小路を抜けると、、、、

眼前に地中海が広がります。。


こういう展開は大好きです。。

気合を入れて散策をする前に腹ごしらえ、ということでこちらのお店に入ってみました。

漁村の歴史があるだけに魚介メニューが新鮮でとてもおいしい。。。
料理に合うこの地方オススメのワイン、ということで今回の旅行中、最初で最後の白ワイン、当然うまい。。。

そしてこちらが生涯食べた中で最高のペスカトーレ。。。
海のエキスを捻出しいているエビ君やカニ君、アサリ諸兄が、この一皿に海や磯の味、香りを惜しみなく提供しています。。。
トマトソースはほんの風味付けぐらいにしか使われていなくて、それが一層海の味を引き立てていることにも感心しました。。

昔は船でしか辿り着くことの出来なかったこの地にも鉄道がひかれています。
こういう駅ならいくらでも電車待ちしても苦にならなそうです。。1日に何本ぐらい通っているのでしょうか。。

この景色を見たくてマナローラを選びました、、、、というくらいの絶景です。。。。。。
過去の偉大な遺産や栄光もいいですが、現代に息づく人々と自然の想像を超えた営みにこそ感動を覚えます。。。

こんな急勾配でところ狭しとワイン用のぶどうが栽培されています。。。
フランス人には無理だろうな。。。

こちらは隣のリオマッジョーレ村。

のんびり1週間ぐらい滞在して、散歩道を制覇しながら5つの村全てを回ってみたいなぁと娘と話をしていました。
レンタカー返却の時間も迫ってきているので、後ろ髪を引かれつつ次の目的地、フィレンツェへ。
まずは宿にチェックイン、荷物を預け、フィレンツェの空港へ車を返却に行きます。

ところがここからが大変。
まずはガソリンスタンドの支払いでトラブり。。
ナビに設定した空港の住所では滑走路の端の人里離れた郊外へ案内されてしまい、勘を頼りに走るとそのうち空港が視界から消えてしまい、、、


ケータイでいろいろと検索するも役立つ情報が見当たらないどころか電池切れ寸前。。。
涙目になりながらレンタカー会社の人に住所や場所を電話で聞いても今いる場所すら伝えられず。。。。


レンタカー会社の人のいうとおり、最初に設定したのと同じ住所を再度ナビに設定して、疑心暗鬼の中、再度走り出します。
するとわずかに小さく出ていた「Rentacar Parking」の標識が偶然目に止まり、営業締切りギリギリになんとか辿り着いて無事返却。。。
どっと疲れが出ました。。。。。。
空港のレンタカー会社にもかかわらず、空港からは往復シャトルバスが出ているくらい離れていて、こんなところ辿り着けるわけないだろうよ、、と再度グッタリきました。。。

借りる場所と返す場所が違うと、こうも苦労するのか、と苦い経験となりました。

1725キロしか走っていない新車同様の車を借りることができましたが、返した時のメーターは2387キロで、トータル652キロの走行でした。
そのうちの20キロぐらいが最後のいらん走行だったと思います。。

空港からはタクシーでホテルまで戻ります。
すると無茶な運転をしていたバイクに向かって運ちゃんが「マンマミーア!」と叫んでいます。
これを聞いてなんだか得した気分になりました。。。
夜も遅くなっており、夕食は宿の前の大きめなレストランで。。
さすがにこの日はワインはパス、お疲れビールで乾杯です


ピザ、ペンネ、スパゲティー、どれもシンプルな味わいながらとてもおいしかったです。




