台風の影響が大きく、心配です。
大きな災害は心に大きく影響します。
毎日、祈っています。
今日は、私の絵本との出逢いについてほんと少しご紹介させていただきたいと思います。
小さい頃から本が大好きで、よく読んでいました。
昔なので、近所の子どもたちと外で遊ぶのも大好きでしたが。
私が覚えている絵本との出逢いの最初は、小学校の国語の教科書にあった
宮沢賢治の「やまなし」
でした。
挿絵もきれいで印象に残っていたと思います。
それ以上に賢治の不思議な世界に心惹かれました。
“いつか先生になって、宮沢賢治を教えてみたい”
具体的にそう思い始めたのは、高校生の国語の教科書に載っていた
賢治の「なめとこ山の熊」
を読んだ時でした。
私の絵本、そして児童文学との出逢いは宮沢賢治との出逢いだったのです。
大学では教育学部で国語科を専攻し、児童文学専門の先生の研究室に他の学生より1年早く入れてもらいました。
だって、卒業論文の内容は入学する前に決まっていたのですから♪
もちろん宮沢賢治研究でした。
賢治の人生、宗教と科学、作品論の3部作で2年間かけて書きました。
(いつか写真とともにご紹介させていただきたいです)
早く書き始めた分、研究旅行に行くことができ、賢治の生家で実弟の清六さんとの出逢いもありました。
賢治の自作文語詩「種山ヶ原」の一節をコピーしたもので、
箱に入れたものを清六さんが「わざわざ訪れてくれたから」と
初対面の私にくださいました。
児童文学を学んで、その後も絵本をずっと読んできた経験から、
絵本は子どもの心の栄養
だと思うようになりました。
絵本を読み聞かせている時の子どもの顔は真剣で
読み終わった後の子どもの顔は言葉にならない思いが溢れているようです。
小学校のクラスでいつもは落ち着きのない子どもも、絵本を読むと途中からおとなしく見入っています。
高校の国語科の授業の最後に絵本を読んだ時の感動はいまだに忘れられません。
誰一人として寝ることなく、話すことなく、じっと絵を見て、私の語りに耳を傾けています。
高校生には最後に自分の思いを表現するために感想を自由に書いてもらっていました。
その感想がまた素晴らしいのです。
大人の私が読んでも、素晴らしい絵本はドキドキわくわくする気持ちになったり、ふっと言葉にならない思いが湧いてきます。
そして、挿絵があることでより現実味を持って絵本の世界にダイレクトに入ることができるのです。
絵本を子どもに読むときには、ご自分が気に入った本を選ぶというのも素敵です♪
ご自分が好きなら、物語の中に入り込んで楽しく読むことができると思うからです。
お母さん(お父さん)がお好きな絵本はお子さんもきっと好きになることでしょう。
私は勝手に「厳選マイ絵本」を作っています♪
絵本に比べて数は少ないですが、「厳選マイ児童書」もあり、その1つが以前ご紹介させていただいた「秘密の花園」 です。
また、少しずつご紹介させていただけたらと思います♪
長くなりましたので、今日はここまでにさせていただきます。
長くお付き合い下さり本当にありがとうございました。
絵本の魅力の一部が伝わればとってもうれしいです♪
みなさまとの出逢いが私にとっての宝物です。
感謝をこめて よつ葉