臨床心理士のお仕事 ~面接過程と振り返りから~ | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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みなさま台風はいかがですか?

これ以上自然の脅威で悲しい思いをする方々がおられませんように。。
今日も祈っています。。




今日は、臨床心理士のお仕事について少しご紹介させていただきたいと思います。



臨床心理士資格認定試験にも出題される内容なのですが、臨床心理士のお仕事には


①【臨床心理査定】

②【臨床心理面接】

③【臨床心理的地域援助】

④【①~③に関する調査・研究】

の4つの領域があります。



しかも、臨床心理士は資格認定試験に合格した後もさまざまな研修に参加し、発表を行い、研鑽を重ねることによってポイントを加算していく更新制度があるのです。



日々勉強です☆



今日ご紹介させていただきたいのは④【①~③に関する調査・研究】です。



日本臨床心理士資格認定協会では④について(ここは読み流してくださいね。その下にまとめています♪)

「心の問題への援助を行っていくうえで、技術的な手法や知識を確実なものにするために、基礎となる臨床心理的調査や研究活動を実施します。心理臨床の個別性に由来するさまざまな問題や課題に関する特化した研究技法ともいわれる“事例研究”の体験学習は、臨床心理士に求められる大切な専門業務と直結しています。高度専門職業人として、自らの専門資質の維持・発展に資するきわめて重要な自己研鑽に関する専門業務といえましょう」


う~ん、難しい。。

簡単に言うと、



常に新しい知識や技法などを獲得することに努力して、

自身の成果があった事例(継続された面接)について

「事例研究」という形で他の人に紹介していくことも大切なお仕事である

ということだと思います。



臨床心理士は面接室でお話をして終わりではないんですよ。



以前ご紹介させていただいたように(過去記事はこちら から)


相談と面接の違いは「見立て」(さまざまな角度からの原因の理論的推察)を持つことと、面接後には「振り返り」として「面接記録」をつけます。



これは、できるだけ忠実に面接のやり取りを記録したものです。



面接が終わった後に、この「面接記録」をつけることで、時間的にも視点的にも面接を少し振り返ることができ、次回の面接計画や見立てへ役立てます。



この「面接記録」をもとに、「事例研究」や「事例検討」を行うのです。



そして、私はまさに今事例をまとめているところです。(汗。今日寝られるかしら。。)



今も多くの気づきがありました。



明日、発表予定です。



そして、多くの方々からご意見をいただき、次の面接に生かしていくのです。



こうして、来談してくださった方々から、

また、ご意見をいただく方々から、

さらに研修会や文献、論文等で

日々学ばせていただいているのです。



そして、ブログでもエピソードをご紹介させていただく度に涙が溢れてくるような温かいコメントをいただきいつも励ましていただいています。



コメントから私が学ばせていただくことがなんと多いことか。


本当にありがとうございます!


多くの出逢いのおかげで、今ここにいることができることに感謝しています。


そして、今日もブログを訪れてここまでお付き合い下さり本当にありがとうございます!


みなさまに愛と感謝をたくさんお送りしていますクローバー よつ葉