面接と相談との違いについて ~臨床心理士というお仕事~ | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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今日もブログを訪れてくださって本当にありがとうございます!

昨日から、温かいメッセージやコメントをいくつもいただき、胸が熱くなりました。大切に大切に胸の中とファイルの「宝物」にしまわせていただきます。ありがとうございました。



私はお仕事や作業が遅いのか(多分遅いと思います・・)、いつもかなりバタバタです(→o←)ゞ

面接が多い時には、1日に10件以上あったり、その他にも頼まれているお仕事、論文、学会発表、職員研修会、セミナー講師、心理検査、所見作成等まだまだあります。(心理士のお仕事の続きをそのうちお伝えさせていただきますね)



面接(カウンセラー)と相談(知人)の違いってどこにあるのでしょうか。


カウンセラーは専門的知識を持っていることはもちろんですが、
昨日のブログでも少しお伝えさせていただいたように、カウンセラーは自分の思いをできるだけそっと横に置いて、
カール・ロジャーズがいうところの


あたかもその人であるかのように


お話をお聞きします。


ということは、自分の考えや思いがどうかということとは少し違いますよね。


知人の場合は、一緒になって怒ってくれたり喜んでくれたりと「知人の方がどう感じたか」が中心になっていきます。


そして、さらなる違いは、


見立てを立てる


ということです。


見立てとは、相談者の方の過去や現在の状態やニーズをできるだけ正確に把握し(アセスメントといいます)、その後で、


どういう心の動かし方や要因があって現在に至っておられるか


を専門的知識やさまざまな心理療法の立場から理解していくことです。


この「見立て」があることが、相談との大きな違いといえると思います。


そして、相手の方への敬意可能性への信頼があってこそ、信頼関係(ラポールともいいます)が築かれ、「この人なら」とご自分の胸の内を語って下さり、次の面接へと続いていくのです。


少しずつ変わられていくご様子と信頼関係から、相手の方と同じかそれ以上に私も多くを学ばせていただいていて、多くをいただいていると最近よく思います。



今日もお付き合いいただき本当にありがとうございました。
ちょっと変わったブログですが、訪れてくださる方がいてくださることに感謝しています。
みなさまに愛と笑顔がいっぱいいっぱい溢れますようにクローバー よつ葉