秋の訪れを感じるのは朝夕だけで、日中の日差しはまだまだ暑いですね。
この時期、運動会の季節です。
参加された、あるいはこれから参加されるみなさま、お疲れ出されませんように。
日々、人と接する中で、私たちはさまざまな感情が湧いてくると思います。
特に、身近に接する相手ほど自分の感情が出やすくなってしまうもの。
よい感情は相手をも心地よい波動で満たすので、これはいつでも大歓迎されますよね。
自分でも安らぎやしあわせを感じるときです。
反対にマイナスの感情はどうでしょうか。
相手にも、自分にもなんとも言えない辛くて悲しい思いが残る場合もあると思います。
特に、相手が子どもの時には、子どもが寝てしまった後に、
かわいそうなことを言ってしまった
と反省したり、
寝顔を見ると目や頬に涙がついていたときなど、罪悪感が湧いてくる方もいらっしゃると思います。
子どもに限らないのですが、ご主人やご両親、仕事場の対人関係など、いろいろな身近な関係があります。
マイナスの感情に対して、どのような見方ができるとちょっぴり心が楽になるのでしょうか。
今日は、その1つをご紹介させていただきます。
●その感情が生起した原因を眺める
実際は、相手の言動が自分を怒らせたと思いがちですが、それは原因ではなく
「きっかけ」
であることが意外と多いものです。
それでは、原因はどこにあるのでしょうか。
いろいろあると思いますが、いくつか挙げてみると
自分のその時の状態がよくなかった(別の要因でイライラしていた)
少し前から別のことで悩んでいた
その時、自身がものごとがうまく運んでいなくて否定的になっていた
少し前に嫌な事を言われていた
不安が高い状態だった
などかもしれません。
●感情の根底にある欲求を眺める
たとえば、子どもが言うことを聞かなくてイライラするということがあるとすればその感情の根本にあるのは、
自分の話しをしっかり聞いてほしい
親としての威厳を保ちたい
子どもは親の言うことは聞くべきだ
一度言われたら、聞かなくてはいけない
素直な子どもが良い子であるのでそうなってほしい
など他にもいろいろ考えられます。
●原初感情を眺める
たとえば、「傘を持って行きなさい」と子どもに言ったのに、嫌がって持っていかず、結局帰りに雨が降ってずぶ濡れになって帰ってきたときなど
だから言ったでしょう!お母さんの言うことを聞かないから!(あなたが悪いのよ!)
どうして、言うことを聞かないの!だからいつもこうなるんじゃない
全く、いつも反対ばかりして
など小言も言いたくなるでしょう。
でも。
その言葉の前にはこういう感情があったと思うのです。
お母さんはあなたに濡れてほしくなかったのよ。
傘を持って行ってくれたら、濡れなくて済んだと思うと、残念だわ。
風邪を引かなかったらいいのだけど。心配だわ。
濡れてもいいのなら、腹も立ちません。
同じ内容でも、伝え方によって全く印象や受け止め方が変わってきますよね。
今日は、マイナス感情と付き合い方の1つとして、いくつかをご紹介させていただきました。
実際の対応方法についても少しずつお伝えさせていただけたらと思っています。
今日の内容をお読みいただいたことで、ほんのちょっぴり楽になられるヒントになればと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
みなさまとのご縁に心から感謝しています よつ葉