愛着の形成 ~アカゲザルの実験から~ 知って得する心理学 | ☆心のコニュミケーションルーム☆

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みなさま、台風は大丈夫でしょうか。

まだ、豪雨が続いているところもあるようですので心配です。




今日は、基礎心理学(心理学の領域分類はこちら から)の「愛着」についてご紹介させていただきます。



愛着 attachment

赤ちゃんがお母さんに対する特別な感情の結びつきのこと

ボウルビィ(Bowlby,J)が名づけました。



また、ハーロウ(Harlow,P)はアカゲザルの実験で、

安全基地としての母親への愛着機能について

調べました。



その実験とは、代理母親模型を使い、1つは針金製で、もう1つは布製で、ミルクは針金製の代理母親から与えられました。


子ザルは、ミルクを飲む時には、針金製の代理母親のところに行き、
それ以外は布製の代理母親に抱きついていました。


このことから赤ちゃんにとって

母親はぬくもりを与えてくれる存在

であることが示されました。



このアカゲザルの子ザルが布製の代理母親に抱きついている写真を見た時、
実際体温のない模型にさえ、このように愛着を示すことに言葉にならない思いが湧いてきました。


模型ではない命を宿した母親であれば、その愛着はそれはそれは深いと思います。


アカゲザルの子ザルの健気な姿に胸を打たれました。



赤ちゃんや子どもへのスキンシップは、愛情表現だけでなく、人の関係性の基盤を形成するものでもあると思います。



温かいお母さんは文字通り、

子どもの心も温め育む

のだと改めて感じました。

(過去記事「温かいお母さんは子どもの心の栄養 ~秘密の花園から~はこちら から )



今日もここまでお付き合いくださりありがとうございました。
みなさまに愛と笑顔が溢れますように クローバー よつ葉