まだ、暑いですね。
今日は、発達の要因についてご紹介させていただきます。
「氏より育ち」
この言葉から、「やっぱり子どもの成長発達は育て方に左右されるのかな」と思っていました。
では、心理学から見るとどうでしょう。
20世紀の始めには、
環境優位説がワトソンによって唱えられました。やっぱり、環境が大事なんですね。
でも、その一方で
成熟優位説がゲゼルによって唱えられたのです。
一卵性双生児を被験者にして、階段の登り降りの実験をして差がみられたことから、やっぱり内在的に持っているものが発達には大きく影響すると主張しました。
その後
20世紀前半には
加算的作用説といって、遺伝と環境の両方が影響していて、それぞれの影響力によって影響された分だけそれぞれが作用されるという考えが出てきました。
20世紀半ばには
相互作用説という、遺伝と環境をそれぞれ区別して考えるのではなく、互いに影響しあって発達を促すという考えに変わりました。
現在は、この考え方が一般的です。
ということは。
子どもの、そして大人も自分の興味を持っている分野を環境を整え伸ばしていくことで、より大きな可能性が拓かれるというようにも考えられます。
好きなこと、興味や関心を持っていることのなかに可能性の種が埋まっているのかもしれません。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
みなさまの、そして私の可能性がどんどん拓かれていきますように よつ葉