嫉妬





それは人間の醜い感情―



人間なら誰もが持ってる感情―



表に出さなくとも心に秘めてる感情―





―ねぇ?





私以外の人に触らないで?



触れないで?



話さないで?



優しくしないで?





私以外見ないで?



私だけに優しくして?



他の人と関わらないで?



私だけ大切にして?



私とだけ居て?



私にだけその特別な表情を見せて?



その優しい瞳は私だけのモノ



その優しい声は私だけのモノ



私は貴方の一番でありたい





貴方は私のモノ―



貴方は私のモノであって欲しい―



だから私以外と関わらないで―





薔薇



それはとても綺麗


 だけど


それは



あくまで上辺の顔―



薔薇



それはとても綺麗


 だけど


触ると



棘が多い毒の花



薔薇



薔薇の花


 夥しい数の棘に守られ


素性を隠す


棘の下にある


“自分”を守る


誰にも触られなすように


誰にもつみ取られないように




薔薇


薔薇の花をよく見てみて?


上辺だけの姿に惑わされては駄目―


冷静になってよく考えて?


何かに取り憑かれ素手で触ったら―




薔薇の花のどこを見て綺麗と言った?


中身全てを見て美しいと言った?


あの花が?


それとも自分を守る儚げな様子が?



敵も虜にする毒々しさ?


誰をも魅了する妖艶さ?


崩れ落ちそうな儚さ?


全て、全て本当の姿を見て




美しいと言った―?

雨―



それは


  全てを洗い流してくれる


    と言われている




心のシャワー



心の傷も


嫌なことも


痛みも全てを洗い流す



雨―


醜い“モノ”を流してくれる


 地面に這う


  雨粒は


もう仕事を終わらせた雨達


地上の醜いモノを洗った


汚水―



雨は癒してくれる?


 それはわからない


けど雨が醜いモノを洗ってくれることは


確か―

闇夜の儚き


 夜光を纏い


  花弁と舞い


   朽ち果てる


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



妖しげな鱗粉を纏い


 その蝶は闇夜の鱗粉


  まきながら


   永遠に舞う


    妖艶に


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

  

妖艶な蝶の行く先は


 一度入ったら抜け出せない


  微睡みの世界