大古さんについて語るには避けて通れない話題。
専門家でもなんでもないので書くのは非常に悩みましたが
興味のある方はいち主婦のリサーチ結果として軽く読み流してもらえれば幸いです。
批判と誹謗中傷の違い
批判・・・相手の発言、行動に対する反論
誹謗中傷・・・相手の人格を貶めるような、ただの悪口
ここまでは分かりやすいですね。
では、真実を公言することについてどうでしょうか?
例えば、
太っている人に太っているというのは、ただ事実を伝えているだけなのでは?
という疑問です。
誹謗中傷と法律の関係
誹謗中傷=犯罪
と大古さんはブログでおっしゃっていたように思いますが
正確にはこれは違います。
太っている人に太っている、禿げている人に禿げている、
不倫をした人に不倫をした、と事実を述べることは誹謗中傷に当たらないからです。
誹謗中傷の罪というものは存在せず、法的なことを考える場合には
・名誉毀損罪
・侮辱罪
の2つについて考えるのが良さそうです。
名誉毀損罪とは
誹謗中傷が「根拠がないこと」に限定されていることに対し、名誉毀損罪の場合は根拠があっても相手の社会的評価を下げてはいけないというところが注意点です。
名誉毀損罪が成立するためには以下の3点がポイントとなります。
①公然であること
②真偽問わず事実を摘示していること
③名誉を毀損していること
公然であること
分かりやすく、インターネット等ですね。
職場で大勢の人に聞こえるように言う、多数の人にメールを送る、なども対象だそう。
ただインターネット上でも、DMなど本人の目にしか触れないものは公然性がないので名誉毀損にはあたりません。
真偽問わず事実を摘示していること
名誉を毀損していること
じゃあネットではマイナスなことを何も言えないの?
侮辱罪とは
名誉毀損罪の②がない場合は、侮辱罪に該当します。
こちらも①と③は名誉毀損罪の条件と同じになるので
DMやメッセージで侮辱する言葉を送りつけても、誹謗中傷ではあれ罪には問われないことになります。
具体例
子が朝食を作って欲しいとねだるにも関わらず昼まで寝ている母親Aに対するインターネット上の書き込み
・子どもが望むなら作ってあげるのが良いのでは→批判
・朝食を作らないAは母親失格だ→名誉毀損罪
・Aは頭がおかしい→侮辱罪
・Aは頭おかしいとAにDM→失礼な人
となります。
(ざっくりすぎか)
侮辱罪の事例集はこちら
https://www.moj.go.jp/content/001375709.pdf
感想
けっこう厳しい?
意外と抜け穴もある?
どうでしょうか。
「面と向かって言うのはセーフ」というのも面白いですね。
直接的に人を傷つけるのは罪ではない(マナーの問題)ということです。
上記説明には書いていませんが、相手を何も知らない第三者が「特定できる」というのも、法律で罰する条件にあたります。
大古さんの場合、DMを送ってこられた方は罪にあたらないですし
ブログを書いていらっしゃった方も、大古さんの名前は出されておらず、第三者の目から見て誰だかわからない状態で書かれていたので罪にはあたらないと推測します。(大古さんはご自身のことと思われたようですが)
名誉を毀損せず批判する
悪口を言うときは第三者から見て相手が特定できないようにする
心配だったら削除する
侮辱するならDMで
(やめろ)
気をつけていきたいと思います。