小旅行 for 日用品の買い出し + レクイエム for おっちゃん | Found it!

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日記とお父さんの商品紹介。

週末、久々に土曜日が休みだったので、母とドライブに行った。


だってママが

「アタシ、海が見たい( ̄□ ̄)!!」船

って、ただの盲腸なのにもうすぐ死ぬって確信してる患者バリにいうから、

行き先はお決まりの三重県鳥羽、伊勢。

三重はいいぞ、肉も魚も美味いし、海も山もあるし、人はおおらかだし。

それに名古屋から3時間位なのに関西弁みたいなの(ちょっと違う)になっちゃうから、

すごい「旅行した!」って気分になる。


今はそんなに頻繁にはいけないが、両親が若かった頃、ここにはいつも釣に来ていた。

父が船に乗っている間、母は鳥羽国際ホテルでお茶をして、おーしゃんびゅーを楽しんだり、

小さく怪しげなジャスコで海苔を買ったり、地元の漁師のおっちゃん、おばちゃんと友達になったりして

して暇をつぶしていた(らしい)。釣った魚は私が趣味の解剖さばく練習用になったりしたこともあった。


今回はそこに「おかげ横丁も見てこよう~!」が加わった。

おかげ横丁は伊勢神宮の内宮手前でそこを抜けると内宮の鳥居が出てくる。

元々商店通りだったけど、イメージを昔風に統一して数年前にオープンしたらしい。

こんな感じ
ヨコチョッ   yokocho2
なかには銀行も交番もあって、それもそれっぽくされていた(写真は違います)。

赤福歴史資料館もあるよ(誰が見たいんだろう)。

ママと一緒に見ると、自分の興味がないところは私が見たくてもスルーするので

別でいろんなところを見たかったけど、ママはそんな時に限って時計も携帯も持ってこない

から、キーっ・°・(ノД`)・°・!!だった。


そのとおりを抜けると
鳥居
伊勢神宮の鳥居が出てくる。


「これって、入ったらお金かかるの?」

 なんて馬鹿な質問をするんだ、私!!

「それはあなたの気持ちしだいでしょう。」

 どうやら通行料はないらしい。

料金はともかく、本気でめんどくさかったのでお参りはせずに橋を渡ったところでとんぼ返りしてしまった。

あと4、500メートルも歩けば見たことない所を見れたのに。

ただ、鳥居の近くにあるトイレにはペーパーがなく入り口のところで

自販機で売っているので結局100円取られちゃった(ノ_-。)。


さて、次は鳥羽国際ホテル。もちろんラウンジカフェだけ。


茶菓

ケーキセット900円。コーヒー、紅茶はおかわりできます。

このケーキが、なんとかって小難しい名前が付いてて、結論を言えば

シンプルなチョコケーキなんだけどすんごい美味しくて、すぐに溶けちゃうんだヨ!

軽く5個はいけたな(リアルな数だな)。


そしてこれがおーしゃんびゅー!
海  港

海2
桟橋(っていうの?)


うわあ、ひろ~い海!っていう壮大な感じが全く伝わらない写真ですが、
すんごい素敵だった。


アハハ、面白い船。

変な船


「ねえママ、ここはアレ、灯台はないんだね。」
「ん~?あるがね、あそこ。」


海2

「え?向こうのほう?」

「そーこ!」

海

「どこー?わからん」

「あれだって!」

「って、アレ!?」

これ

ちっさ!!


湾の中だからだって。


そのあとちっさいジャスコで海苔とかまぼこと、小腹がすいたので車で食べる用の鯖寿司を買って、

鯖寿司の桁違いの美味しさに驚愕して「な、なんじゃこりゃー!?∑ヾ( ̄□ ̄;ノ」

とベタなリアクションをしたあと、釣り仲間だったおっちゃんの焼肉屋さんでお留守番の家族のお土産に肉を買った。

帰りの道で業務用の食品を売るお店を見つけたので、こんにゃくやらでっかいマヨネーズやらを買った。

二人で旅に出ると珍しい物はそっちのけで日用品ばっかり買ってくる。

去年アメリカに行ったのはスパムが安く買えるからだった。


ホントに、久しぶりに楽しい一日だった。


だた残念だったのは、焼肉屋さんのおっちゃんが去年亡くなっていたこと。

肉の卸が本業なその店はちょっとキタナいめの飲み屋さんみたいで

いつも炭火の煙でなんだか視界がハッキリしない(気がする)。
「無煙ロースター?はあ!?」みたいな店だ。

来る客もジャージと雪駄のおっさんとか部活帰りの少年達とか。

ちょっとまってよ、部活帰りにマックに行くみたいに

A5クラスのお肉食うのやめて(泣)!!

ホントにその肉は、もうアホみたいに美味しくて、

周りがみたら気持ち悪いから抑えようとしても口に入れるとニヤケちゃう、

それほど美味しい。

そして父以外は必ずお腹を下す(泣)。


亡くなった事も、病気だった事すらぜんぜん知らなかった(や、少しでも知ってたら見舞いに行ってたっつの)。

今はやっと二十歳過ぎた位の兄妹と、奥さんが店をやっていた。

私は数回しか会った事ないけど、両親は気が合ったみたいでよく寄っていた。

まだ50代で若かったし、ガッチリしてて病気とは無縁そうな人だった。

格闘家の角田に似てた(気がするけどもう角田の顔しか思い出せない)。

だけど面白い人だった印象はあって、とてもショックで、肉は食べれるだろうか、泣いちゃうかも。



なんて心配したけど一切れ残さず食べちゃった事は言うまでもない。





おっちゃんのお嬢ちゃん、元気そうだったよ。

でもあたしはともかくママのこともぜんぜん覚えてなかったよ(泣)。

あと、「萌え」って書いた緑のジャージ着てた。あれって二十歳過ぎても着ていいの?


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