いい人をやめる
うれしかったら笑い、腹が立ったら怒り、悲しかったら泣いたところ
で、その人の本当の姿は他人にはわからない。
どんなに素直にさらけ出しても実はわからない。
なぜならたった一つのシーンにすぎない。
シーンはすぐに変わるし、人間の気持ちもすぐに変わっていく。
全てのシーンを見逃すことなく見続けている人間などいないのだ
から、すべて一回個っきりの場面にすぎない。
本当のことなんてわからないし、解るはずがない。
是が真実だと思う。
いい人にはこの真実が見えない。
他人はいつも自分の周りにいて、油断なく自分を観察し、
正体を見抜こうとしていると考えてしまう。だから一人になっても
あれこれ気にする。そんな馬鹿なことはない。
皆が皆そういう幻想をもっているのだとしたら、いい人は、あまりに
呪縛されていることになってしまう。
他人に理解されようが、誤解されようが、それぞれの場面のたまた
まの自分であって、決してすべてではない。
だとしたら、ひとつひとつのシーンでは正直に自分をだしたほうが
いい、自分の生き方をしたほうがいい。
気楽に生きろ、自分を好きになれ、後ろめたさだけは持つな
いい人にはなるな
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