「最近、疲れが取れなくて」
そう話す人に、年齢を聞くことがあります。
40代だったり、50代だったり。
でも時々、30代の人も同じことを言う。
逆に、60代なのに「ぜんぜん疲れを引きずらない」という人もいる。
この差は、いったい何なんだろうと、長いこと考えていました。
「年を取ると、回復力が落ちる」というのは、よく言われることです。
たしかに、20代のころのような弾力が体から消えていく感覚は、多くの人が経験することだと思います。
でも、だからといって「疲れが抜けないのは年齢のせい」と決めつけてしまうのは、少し早い気がしています。
体の回復力に影響するものは、年齢だけではないからです。
睡眠の質、血流、筋肉の緊張状態、自律神経のバランス——これらはすべて、年齢とは別に、日々の暮らしの中で変化し続けています。
そして、体の緊張が抜けないまま毎日を過ごしていると、回復のスイッチがうまく入らなくなる。
疲れているのに眠れない、眠ったのに疲れが残る——そういう状態は、体が「緩む」ことを忘れかけているサインかもしれません。
「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめる前に、少しだけ立ち止まってみてください。
体は、正直です。 緩む機会を与えれば、何歳でも応えようとする力を持っています。
次回は、回復力と「緩み方」の関係についてお話しします。
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