目的地は決まっておらずどこに行く~?て言いながら車に乗ること1分くらいで、「あ!ここは?」と目つむって言ってんのか?というテイクアウトのみのお好み焼きやさんを指さす。
もちろん、車のスピードをゆるめることなくスルー。
結局、昔こひなたがよく行ったといううどん屋さんに行くことに。
車を降りて店の前に行くと、閉店モード全開。歩く速度を緩めることなくそこもスルー。
結局オシャレなイタリアンレストランに。
そこで、ロンドンであった色々なお話を聞かせていただく。おしゃれな店内に響きわたる「ノーキャパシティ!」という声。
帰り道に古くからある本屋さんへ立ち寄る。
店主が奥で腰掛けながら店番をしている。ただ、本の在庫が少なすぎる。
本棚はすかすかで、全て表紙がこちらを向いて並んでいる。本の背がコチラにずらっと並んでいるのではない。
そして楽しい幼稚園とかの付録のバイキンマンを組み立てたものが棚の一番上に並んでいる。
そんなお店の中の、緊迫した状況で無言で付録を指さすこひなた。一番ふれたくないところを腕ピーンと張って指さしてるこひなた。。。
こひなたは本棚で顔が隠れて指をさしているのだが、私は店主と目が合っているのだ。
ほんと勘弁してよ。
めちゃくちゃほっぺたの内側を噛んで笑いをこらえた。
私は、我慢の限界で店を出た。
こひなたも遅れて出てきて、少し歩き始めたら「あんなんセレクトショップの陳列やん」と言ってきた。完全に棚の上しか見てなかったくせに。
よくも悪くもロンドンかぶれにならずに帰国して、良かったです。
みっこ