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菊は一年中出回っていますが
本来は秋に咲きます

日の当たらない時間が、ある程度の
長さになると花が咲く「短日植物」です

菊は、平安時代初期に
中国から渡来したと推測され
その当時は薬用に使われていました

菊に宿る露を「菊の露」と言い
これを飲むと長寿になるとか
まだ、つぼみの菊に綿をかぶせて
菊の露と香りを移した「被綿」(きせわた)で
顔や体を清めると
若さが保てる等と言われていました

また、干した菊の花を枕に詰めたものを
「菊枕」と言って、これで寝ると
頭痛が治るとも伝えられていました

最初は薬と考えられていたものが
江戸時代になって観賞用とされていきました


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