郊外だと1戸建てが多いが都市中心街やその周辺だと長屋のように煉瓦造りの建物が連なり、ずっと道路沿いに建てられていて、100年ほど前の古い建築であったりすることも多く、昔の写真と変わらない光景があったりもする。流石は地震のない国。

流石に100年前の建物をそのまま使い続けるわけにはいかず、屋根や窓が新しくなったり、増築されたりしているが、外観を保つため改築や増築を厳しく制限している通りもある。

ただ今の建築技術はマッチ箱のような四角い建物で、ど素人の作業員がパネルを組み合わせて簡単に立てられるマンションの建設がやけに目立つようになり、建設業者のレベルも建築家のレベルもどんどん低下していて、こんな素敵な家が連なる通りが、いつまでもつのか怪しくなってきたとも言われている。実際に古民家を買っても改築できないままだったりとか・・。

 

 

 

 

 

 

前から見ると長屋のようで、ずいぶん小さな建物かと思うと、ウナギの寝床かとお思わせるように、後ろに長い建物が続いていたり、庭が広がっていたりもして、逆に見たままの小さな家には庭もなく、後ろにもまた別の家の建物が立ち並ぶ通りもあったりと、表側から見ただけでは分からないようになっていて、ベルギーの住宅は本当に興味深い。