週末土曜日の夕方からは食料買い出しと決まっている。

いつもオーガニックが専門のスーパーに買いに行くのだが、生活雑貨や足りない野菜は普通のスーパーにも行き、不足分を買い足す。

我が家の行きつけのスーパーは、オーガニック専門のBIOプラネットと、DELHAZEである。

ここはほかのチェーンスーパーよりオーガニック食品が充実しているので、利用している。

人と車がうつるとマズいので、グーグルから借りてきた店舗の写真。

駐車場は1階と2階で、スーパー自体は1階しかなく、それほど大きいものでもないが、このあたりでは一番大きくて種類が豊富だと思う。

 

 まずは、小さなスキャナーを手に取り、買い物を始める。買いたいもののバーコーナーをスキャナーで読み取り買い物かごにいれる。ごまかしがないか、レジ担当者が実際にスキャンしてチェックされるが、一度もごまかしがないせいか、私は数週間に1度くらいしか確認されない。そして会計はこのスキャナーでセルフレジで行うが、あえてスキャナーを使わず、有人のレジに並ぶ人もとても多い。

 

 まずはオーガニック野菜を漁る。

EUではオーガニック商品は基準値があって、とりあえず発がん性の低い農薬が使われていたり、鶏や牛が1頭当たりの面積の基準を超えて買われていることなど、様々な基準を満たしたものだけに、BIOマークが付けられる。

知り合いの農家は、このオーガニックマークを取るために、農地を買い、農薬まみれの土地を改良し5年かけてやっと、このマークを自分の農作物につけることができた。

 昔私がベルギーに来た頃は、オーガニック商品は小さな商店でしか買えず、買う人も限られていたが、大手スーパーが普通の野菜のほかにオーガニックも取り扱うようになって、どんどん購入者が広がっている。

 

残念ながら日本ではまだオーガニックが認知されておらず、農家の人も購入する人が少なすぎて採算が伴わず、手が出せないとツイートでも明かされていた。しかし去年日本政府は日本の農薬残留基準を驚くほど下げて、欧州の数十倍以上にしたともいわれるほどなのだ。

日本でももっとオーガニック食品の認知が広がることを心から願っている。

 

 

 

これはパンに塗るチョコやジャムのコーナー。好きな人は普通の板チョコをパンにはさんで食べていた。ここでも緑の札がかかっているのは、オーガニック食品。

 

 

これは板チョココーナーの部分。それ以外のチョコ商品は反対側にも並んでいて、さすがはベルギーだと感心する。象のマークのコテドール以外にも最近ベルギーのチョコ会社が出てきてヒマラヤの塩入チョコなんてのもある。

これはお茶コーナーの一部。紅茶以外にもハーブティーも盛んに飲まれているが、さすがに日本のお茶はない。

 

そして最後に立ち読みする雑誌コーナーの一部。こちらはほとんどがオランダ語、オランダ語を母国語にする人は多くはないので、日本より雑誌も種類はずっと少ないが、それでも年代に合わせて様々な雑誌がでている。

 

 ちなみに閉店15分前にはスーパーの入り口に男性従業員が並び入店を阻む。店内の照明もどんどん落とされて暗くなる。

終業時間が彼らの退社時間であり、時間きっちりに帰るためだ。このあたり日本とはずいぶん違うかもしれない。