今回高橋はるみ知事によって正式に稼働が決まった泊原発ですが、あれは以前に何度か不審な事故を起こしています。



*非常用ディーゼル発電機が2台とも、同時に故障 2007年9月

【北海道】泊原発1号機 非常用のディーゼル発電機が2台とも故障 定期点検で発覚 原子炉を手動停止へ 北電「人為的なものではない」
2007年9月19日
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(NHKニュースはもう消されているので、それを引用してアップしているページ)


泊原発 発電機故障で手動停止

泊村にある、北海道電力の泊原子力発電所1号機で、 2台ある非常用のディーゼル発電機がいずれも故障していることがわかり、 北電は規程に基づいて、泊原発1号機を20日未明に手動で停止することになりました。

これは北海道電力が、19日午後6時から会見を開いて明らかにしたものです。

それによりますと、北電の泊原子力発電所1号機で定期点検を行ったところ、 原子炉で問題が起きた際に、運転を停めるための非常用のディーゼル発電機が2台とも故障していることがわかったということです。

このため北電は、原子炉の安全性を保つための規程に基づいて、 20日午前零時30分から、泊原発1号機を手動で停止することになりました。

北電によりますと故障の原因はまだわかっておらず、運転再開のメドはたっていないということです。

泊原発1号機は、道内の消費電力量の10%~20%を賄っていますが、 北電では道内のほかの発電所の出力をあげることで足りなくなる分は補えるとしています。

北電は運転再開を急ぐとともに、非常用ディーゼル発電機がなぜ故障したのかなど、原因究明を急ぐことにしています。




*泊原発敷地内で、3件の連続放火 その前の3月にも火災 2007年7月

韓国企業が整備をしている北海道泊原発で、今月だけで3件のぼや…北海道警が放火容疑で捜査
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北海道電力は十二日、今月四日と十一日に火災があった北海道泊村に建設中の泊原子力発電所3号機(加圧水型軽水炉、出力九十一万二千キロワット)の原子炉補助建屋一階で、三日にもごみ箱のごみから煙が出るぼやがあったことを明らかにした。
公表基準に達しない規模だったため発表しなかったとしている。

三件とも火の気がないところで起きており、北海道警は原発に出入りする関係者が放火した疑いもあるとみて捜査している。

北電によると、現場には現在千人を超える社員や作業員が出入りしているという。

北電は十二日、防火対策本部の設置、原発への出入管理の徹底やパトロールの強化など警戒を強めることを発表した。

北電や道警などによると、三日午前十時半ごろ、可燃ごみ用のポリ袋内に捨てられていた布から煙が出ているのを作業員が発見、踏み付けて消火したという。

建築作業を請け負う協力会社から北電へ五日に連絡があり、同社が警察などに通報した。

北電は十一日の火災発生を知らせる記者会見では、三日のぼやについて公表せず、「連続火災と関連があるかもしれないと考えた」 として十二日の対策発表の場で初めて公表した。

3号機では今月四日と十一日に原子炉建屋で清掃用具などを焼く火災があった。
三月には構内の建物一階通路付近で溶接作業の火が引火し足ふき用スポンジが燃える火災もあった。

連続ボヤ騒ぎは、原子力発電所の現場監督さんによれば、「よくあること。しかし、これは愉快犯の仕業」ということになるのでしょうが、非常用ディーゼル発電機が2台とも同時に故障などということはないでしょう。」だそうです。

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さてさて、非常用ディーゼルが2台停止とありますが
最近ありましたよね。

非常用ディーゼルの機能停止で大災害になった福島原発が。


つまり、この時泊原発に震度6の地震や、それによる津波が来ていれば、福島第一原発と同じことが起こった可能性が高いのです。

炉心が溶融することなど、1億年に1回の確率でしか起きないと、根拠のない「安全神話」を垂れ流していた東大教授がいましたが、彼に訊いてみたいものです。

「平時に発電機が2台とも動かなくなる確率は、どれくらいですか?」



こんなことを考えると、日本の原発で核テロを起こすことなど、誰でもできそうです。
いったん原発の敷地内に入ってしまえば、ノーチェック状態。

北海道知事の高橋はるみ氏が、来年、3号機のプルサーマル発電で使うMOX燃料の製造を国に申請したとのこと。
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高橋氏は、このように言っています。

「福島第1原発事故でMOX燃料の使用による影響は明らかでないが、燃料に起因する課題が確認されれば適切に対応する」。

ちょっとちょっと、「福島第1原発事故でMOX燃料の使用による影響は明らかでない」のに、泊原発のプルサーマル3号機はフル稼働させるって、いったいどんな神経をしているのだろう。
今の現状が見えてないのだろうか。


原発の知識のない原子力安全・保安院は、例のごとく
「点検のための調整運転を営業運転に切り替えるだけだから、ストレステストは必要ない」
と言っています。

道民の命を預かる知事の高橋氏も、これを真に受けてストレステストを実施しません。




「泊原発3号機・検査結果は真っ赤な改ざんです」と検査官の下請けさんが内部告発とあるように、原子力安全・保安院の合否にパスしやすいように検査結果のデータを改ざんすることは、良く行われているようですから。

お目付け役であるはずの原子力安全委員会の斑目氏も、「保安院のほうで責任を持ってやってもらいたい」と発言。

みんなみんな「責任のなすりあい」だけは用意周到です。
その用心深さを、原発の安全性を高めることに少しは振り向けたらどうか。
どうしてもっと志を持てないのだろうか。


考えが人それぞれなのはわかる。

でも、原発推進派にひとりぐらい、まともな人間はいないの?
原子力村の住人は、お金で心が狂ってしまったようにしか思えない。
人の心を取り戻して欲しい。





泊3号営業運転開始NO!一斉メール大作戦!
こちらから署名サイトに行きます。
ひな形を多少、自分の言葉に手直しして、メール送信。それで完了。

泊原発3号機営業運転移行を許すな 地元町長などにメール、ファックスを!
この知事の暴挙をツイッターで全国の人に知ってもらいましょう!

泊原発から、わずか70kmの札幌市の市長も、3号機プルサーマルの本格営業運転には猛反対しています。

ほとんどの食材が自給自足の北海道。
汚染されたらどうなるか、想像に難く有りません。

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