これは北海道で起きている問題なんですが


福島からの一時避難者が、車でやってきて家財道具を運んだり荷物を運び入れるときに、放射能値が高くなってしまっているそうです。
2件の話があがっていて、2台とも車は0.3マイクロシーベルト。

一台は除洗してもタイヤに0.3マイクロシーベル残ってしまったそうで
もう一台は除洗してるかどうかわからないそうです。

このままにすればあらたな差別を産みかねない・・・。

実際のところ、車はわかりますが、段ボールの中身までチェックするのは難しいです。
移住する場合も家具などの家財道具を持ち込んでいる場合があって、近隣の人はかんかんに怒っているそうです。

福島の方は、状況的にあまり放射能のことに対する知識がないためと思われますが、チェルノブイリよりもはるかに高い数値のところに住んでいるので、確かにタイヤなどにしみこんでいる場合は洗ってもなかなかおちないかもしれません。

チェルノブイリでは強制退避だった為、移住の場合は3日分の着替えだけなど、荷物を相当制限されていました。(家具の持ち出しは厳禁)
今回に関しては、自主避難及びボランティアでの強力の上での避難になるので、どうしても皆家具や生活用品など、全く除染していないものを持って移動してしまう傾向にあります。

感覚的に、避難と言うより、引越しと言う捉え方をされてる方も多い様子。
除洗しろと言われて、呑気に畑の横で車でも洗い始めたら、今度は畑が汚染される原因になり、農家が激怒します。


あんなに高濃度汚染なのに、大人は愚か子どもまで自由に出入りできる状態なので、こういった問題が起きてきてしまうのは当たり前です。

自分の持ち物を、新しい住まいに持って行きたいのは当たり前。
もっと国がキチンと対応していれば、こんに風に福島の人が余計な嫌な思いをせずに住むのに。

なんでこんなに追い討ちをかけるようなことばっかり起こるんだ・・・


避難しなきゃ命が守れない。
でもこのままだと、余計な差別がうまれて避難するのが難しくなってしまいます。

福島の方にもっとしっかり現状を理解して欲しいけど、なかなか聞く耳を持ってくれない現状。

東京からマスクをしていっても
「こっちでは誰もマスクなんかしてないよー」


そうやって笑ってるんです。

怖い。
鳥肌がたつ。


どうやったら、心に届くんだろう・・・。


手を伸ばしても、届かないこの心の距離が

もどかしい。