犯人は美女だった | ASAKOがゆく~報道カメラマンへの道~

犯人は美女だった

我が家のピソの上の階の住人、私が来た頃には住んでいなかった(けど、賃貸契約か持ち家かは知らないけど、契約していたらしい)。週に何度かお掃除の人が入るような物音がする程度。

下の階から肝っ玉母さんの罵声や子供達とギャーギャー言い争う声、他の階のワンワンがキャンキャン言ったりするのを考えると、とっても静かでうれピー毎日。先日はお隣さんが「上の階の学生がご乱行でうるさいから注意しに行って来た」という帰りに階段で遭遇したりしてるので(ピソの構造上、我が家にその喧噪は届いていない)、穏やかな日々はナカナカに優先順位が高い。

とかなんとか、だらだら書いてみましたが。

さて、昨年(半年前)の夏くらいから、上の階の住人が戻ってきた。どんなお仕事をしてるのかは知らないけど、平日もお家に居ることが多い男性。そして何故か一日中鼻歌を歌い続けてる。今だけかな?と思ってたんだけど、半年経っても毎日鼻歌、24時間とまでは言わないけれど、結構な長時間毎日鼻歌、時々アー!という奇声。

むむむ、実は我が家の中でもこの鼻歌に対して結構不満が出ている。

で、先日エレベーターで、見知らぬ美女と一緒になった。押したボタンは私の階の一つ上、上の階にこんな美女が住んでたんだ~、なんて思って横目でチラチラ、寒いのにミニスカート履いてる。正直、商売の方かな?とも、思ったり(スペインでほとんどミニスカートの女性を見かけない)。

「今日は寒いわね!」とエレベーターの中で声を掛けられ、「むちゃくちゃ寒いよ!」と答えたんだけど、私の心臓はバクバク。だって声が上の階の住人の鼻歌の持ち主だったんですもの。頭の中でぐるぐると、いろんな事がよぎったけど(いつも鼻歌唄ってる?と聞きそうになった)、またねの挨拶だけしてエレベーターを降りた。

あの鼻歌の犯人は元男性で現在美女の人だった、と思われる。今まで嫌な気持ちで耳に入ってきた鼻歌が、美女が発するものだと思うと、不思議と不快に感じなく、許せるようになったのは何故でしょう?世の中の七不思議じゃべ。