むく鳥のゆめ☆高く楽しく飛べよ

むく鳥のゆめ☆高く楽しく飛べよ

神戸に生まれ、芦屋で育ち、西宮にてお受験をむかえる我が子は、もうすぐ6歳になる保育園男児です。来春には4度目のお引越しで小学校へ通います。渡り鳥のような親子むく鳥の日々の雑記です。

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☆合格通知を手にしてから3日経ちます。

 親子ともども、そろそろ燃え尽き症候群から立ち直りつつあります。

 

 しかし今週末には保育園の運動会が控えていますガーン

 本番終了後最初の週末・・・のーびりと羽を伸ばしたいのですが、なかなかそうはいきません。


 これから本番に臨まれる緊迫の内にあるご父兄のご参考になれば、と思い記事にしました。



 8月の模試の段階でも、プリント問題の内で必ず失点するのが『お話の記憶』です。

 都合12回の模試の受験回数の内で、この論点では満点が一度もありませんでした。


 そんな息子でしたが、幼児教室での出題・解答分析では、本番の『お話の記憶』では満点をとれています。

 直前も直前、本番2週間前あたりから、毎日の学習においても失点しなくなりました。


 

 では、どうしてそのように克服できたのか、について考察を致しますと。


 結論から申し上げますと、

 お話の記憶を弱点としてしまったのは、私が読ませてきた本が'こと、お受験’に絞れば不適切だった、否、偏っていた、ということだと思います。


 息子はよく本を読みます(読ませます)。

 その甲斐あって、3月から平行して通っている中学受験向けの塾での'国語、文や詩のよみとり’問題では失点しません。

 しかしお受験の『お話の記憶』は苦手なのでした。


 ここで息子の8月中旬頃までの読書傾向に触れます。

 幼い頃から、私が読み聞かせに選定する作品は、新美南吉、宮沢賢治などの日本童話の黎明期にして全盛期の大正から昭和の名作が中心となります。


 8月頃の直前期まででも、太宰治「走れメロス」、小川未明「野ばら」、浜田広介「泣いた赤おに」、井伏鱒二「屋根の上のサワン」などを読み聞かせておりました。

 又、3日に一回のペースながら息子が励行する'音読’は、「半日村」「きつねとぶどう」「むく鳥のゆめ」といった、やはり読み聞かせ同様のジャンルに偏っていました。


 親バカですが、息子は本読みが上手です。スラスラ読めます。

 国語の成績も悪くない。なのに何故、『お話の記憶』を苦にするのかはてなマークわかりません。 



 予め、弱点克服のスキームが見えていたのではありません。

 それは、有名小学校の過去問を片っ端から解いていた時期の8月下旬頃になって、たまたま気がつきました。

 否、気づくのが遅すぎたのでしょう。何のことはありません。


 要は、子供の記憶に留め易くしてやる手当てが足りなかった、のです。

 国立私立の別も関西関東の別もなく、過去問を解きまくっていて、漸く気がつきました。


 『お話の記憶』用のスクリーンを息子の脳内に焼き付けてやれば良い、だけのことです。

 スクリーンというよりは、舞台背景、紙芝居といった方が適しているでしょうか。


 『お話の記憶』に出題される'登場人物や場面設定’は極めて限定されています。

 その少ないパターンを覚えてしまえば済む、だけのことでした。

 そしてそのお受験らしい場面とは、私が拘ってきた名作童話の場面とは異なる世界観です。そこには、ちょんまげを結っている苦労人もいなければ、戦時下に喘ぐ悲壮もありません。

 いったって平穏でなごやかな仄々とした風景です。


 では、我が家で用いた刷込みパターンをご紹介します。


ハート登場人物

      「動物さん、虫さんの仲良しグループ」「子供のいる家族」


クラブ場面

      「幼稚園の行事」か「記念日」


ダイヤ展開 ・・・行事パターン


      「運動会」

        ア 誰かが転び、かけっこの順位が入れ替わる

        イ 二組に分かれて綱引きをするが、一回目と二回目では勝ち負けが交互になる

        ウ 表彰(優勝)は意外な結果


      「音楽会」

        ア 誰かが楽器を忘れる

        イ 誰かが楽器をうまく演奏できない

        ウ アかイの理由で、誰かが演奏を交代する。誰かと一緒に演奏する。


      ・・・記念日パターン


      「誕生日」

        ア 皆が様々なプレゼントを持ち寄る

        イ 物ではないプレゼント(歌をうたう、楽器を演奏する)

        ウ 祝ってくれたお返しを必ずする(何かを配る、歌をうたう・・) 

         

      「父の日、母の日」

        ア 子供が誰かと一緒にプレゼントを買いにデパートへ行く

        イ お目当ての物が無く別のものを買う、追加して買う

        ウ レストランで皆で食事をする


スペード小道具

      「お弁当」       持ってこなかった人に分けてあげたのは誰

      「装い」        お出かけには何を着た

      「小物」        帽子、ポケット、靴のリボン

      「乗り物」       目的地までの交通手段

      「乗降駅」       何番目で降りた

      「売場」        買った階、買わなかった階 

      「レストラン」     誰が何を食べた

      「出会い」       偶然に会ったお友達の様子(服装、ペット連れ)

      「おみあげ、賞品」  誰に、何を、何個



 要は、お受験らしいストーリーを頭の中に描きやすくなるように、過去問の類題に親しんだに過ぎません。

 保育園児ですので平日の自宅での勉強時間は概ね1時間半からMAX2時間です。

 慣れさせれば良い、と考えておりましたので、息子に解答させずに、問題文(特に一旦解いた問題)を読み聞かせたりもしました。

 兎に角、毎日欠かさずに親しんでいました。

 我が子について言えば、このやり方は極めて効果的でした。




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☆決戦から一夜明け、今朝は息子を8時に起こしました。

 久しぶりの日曜日のお出かけは、息子の希望を容れて神戸市立王子動物園です。


 『ポケット版・学研の図鑑』を2冊「動物」「鳥」を携え、途中のマクドのドライブスルーで朝食を確保し、開園前の8時45分に駐車場のゲートを潜りました。


 自宅に篭っていても、入学試験結果通知書を手にするまでは落ち着かなく過ごすでしょうから、適度な気散じになります。


 息子と二人でもう何十回と来園している動物園です。

 歩きつかれた私をベンチに待たせ、一人で目当ての動物の檻まで走る姿を見ていると、本当に大きくなったなあ、と感慨に浸ったりしていました。


 

 午前中で退園し、息子のリクエストで昼食は「くら寿司」へ向います。

 試験本番の1ケ月前から安全を踏んで、生物を避け、特に生魚を食べさせなかったので、大好きなマグロを沢山食べたいのだそうです。



 帰宅後、郵便受けを確認しますが、まだ通知は届いておりませんでした。

 行きたかった動物園、食べたかったマグロに上機嫌だった息子ですが、結果の未着を知って肩透かしをくらったままにお昼寝です。



 待つ身は長い・・・

 昨日の本番終了後のすり合わせでは合格を確信しましたものの、'遅い知らせ’に邪推を巡らせてしまうものです。




 17時50分、速達で入学試験結果通知書がようやく届きました。


 既に昼寝から起きて、動物園で貰った'動物折り紙’に没頭していたかに見えた息子でしたが、到着を察した途端に放り出し、私の後をついてきます。

 「お父さん、どうやったの?」 

 静かに文面を読んで聞かせます。


 『この度の本校への入学を志願されましたお子様を、選考の結果合格と決定しましたのでご通知いたします。おめでとうございます・・・』



 まずは、仏壇のお爺ちゃん、お婆ちゃん、そして息子1歳で他界したお母さんへの報告と御礼を済ませます。次に、お世話になりましたサポーター様へのご報告です。


 例え両親が揃っていても、「育児」は決して家族の力だけではできません。周囲の他人様のご厚情にすがらなければ成り立たないのが「育児」の実際だと実感します。

 ましてやお受験までも、となれば尚更です。援けてくださる皆々様のお陰様です。

 

 我が家では、親と息子の面接において、唯一同じ回答内容の質問事項があります。

 「一番大切にしている事は何ですか?」

 「はい。生きているのではない、生かされているのだという感謝を忘れないことです。」



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☆遂に終わりました。

 

 少し肌寒い朝でしたが、日中は心配した雨に見舞われることもなく、恵まれた秋らしい一日を終えました。 

 朝5時に起きて弁当作りで始まった長い一日でしたが、親子とも少しバテ気味ながら無事に19時に帰宅です。   


 一日を振り返りますと。


 8時半から始まる受付を3番目で済ませ、9時15分の受験生の点呼までの時間を大講堂で静かに待ちます。  

 

 午前中の考査は、教室での'ペーパーテスト’と体育館での'運動能力’です。 講堂に入り受験番号毎に割り振られた席に座ったと同時に、息子には体操服に着替えさせました。


 ペーパーテストに比べて苦手な'運動’です。少しでも気持ちを軽く、負担を和らげてやりたいと考えた親バカの過干渉です。

 

 息子達が奮闘している2時間の間、親たちは講堂の他、幾つかの指定された場所にて待機します。 

 大半のママ友さんたちはカフェテラスへ移動したようですが、私は講堂に残り、一人読書を楽しみました。 


 『ボクも算数が苦手だった』数学者・芳沢光雄氏の著書です。

 秋の陽が差し込む大講堂の静寂に包まれた絶好の読書環境でしたので、新書版200余ページは読み切りました。 

 息子が小学校受験の決戦の真っ最中にある同時刻に、親バカは中学受験に向けたお勉強です。



 午前中の考査を終えた子供達が講堂に戻ってくると、指定された教室へ移動し親子でランチタイムです。

 ご飯茶碗2杯分を小さな俵結びにして12個作りましたが、息子には5個与え、私は7個食べました。

 息子はもっと食べたいと主張しましたが、“試験当日の昼食の満腹は厳禁”のお受験の鉄則を守り、辛抱させます。


 昼食を済ませ、再び着替えさせます。

 午後の考査は'図工・製作などの巧緻性’と'面接’に'口頭試問’です。

 体操服上下を脱がせ、登校時の服装に戻します。白の半袖ポロシャツに紺のベストに紺の半ズボンです。


 どの親達も心得たもので、やはり子供を'満腹’にはさせていません。1時間しかない休憩時間を有効に使っていました。早々に弁当をしまい、面接、折り紙、お絵かきの練習をしています。


 午後の考査は予定時間を少し超過し、14時45分に解散となりました。




 やっと済んだ、とうとう終わった、という開放感がどの親子の表情からも見てとれました。

 幼児教室で顔馴染みのママさん数名と、互いの道程を労いながら帰路につきます。


 この後の日程は、幼児教室で待機してくださっている先生への終了報告とご挨拶です。

 幼児教室には16時前に到着しました。

 そこから約30分間、息子や他の子供達に混じった親バカは、先生と一緒にテスト内容の再現作業です。



 16時半に幼児教室を経ち、向った先は掛け持ちの別の幼児教室です。

 17時過ぎに入室してから約1時間のカリキュラムをこなしたのでした。

 先週のクラスの終了時に、担任の先生から「次回は本番直後なのでお休みされます・・・よね?」と気遣って頂きましたが、あっさりと辞し、本日も通常通りの親子授業を済ませたのでした。


 授業終了後の18時15分には、親子ともどもの意見が珍しく一致・・・「早く帰って、ご飯食べてお風呂に入って寝よー」


 

 明日は、本日の結果通知が届きます。

 勿論、心配だし気にはなります・・・しかし、お受験を通して実感する息子の成長に、親バカは満腹に近い満足を感じているのでした。


 タイマーのセットを解除し、我が家の勇者の健闘を讃え、明日は好きなだけ寝かせてやります。



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☆いよいよ明日が受験日です。

 今日は会社を休み、一日いっしょに息子と過ごします。


 午前中はお勉強。

 夏期講習の後期1回分、秋期講習の4回分、直前講習の8回分のプリントとを一通りやります。

 これら13回の履修枚数は全部で120枚になりますが、多くは論点が重複していますので、半分程度に絞ります。

 

 一枚平均のペース配分は、2分の回答と1分の答えあわせや解説です。

 60枚だと休憩なしで3時間のボリュームになります。

 これを8時から開始して昼食までに片付けましょう。



 昼寝をタップリとらせてからは、明日の受験に備えて、受験会場の学校まで散歩がてらに行ってきます。


 今は仮住まいの我が家ですが、来春竣工予定の新居とは目と鼻の先にいます。

 最寄り駅を同じくしますので、入学後の通学の練習にも・・・勿論、合格すればの話ですが。


 帰宅後の夕方から就寝8時半までは・・・

 普段通り、に過ごす意味からも、やはり、弱点や解法の最終確認をしないと気がすまないので1時間だけ勉強におつきあい願いましょう。



 「明日の面接で、“好きなお話は何ですか。”って尋ねられたら何て答えるの?」

 と息子に尋ねると、

 「うーん。“はい。花のき村と盗人たち、です。”って言うわ。」

 これで読み聞かせの本が決まりです。





 振り返れば長いようでアッと言う間の2年間のお受験生活でした。

 幼児教室の先生方、平日の受講をお手伝いくださったサポーター様・・・多くの方々のご厚情に預ればこそでした。

 大過なく、息子が元気一杯に本番に臨める事に深く感謝し、静かな気持ちで明日を迎えます。 



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