二勝一敗で挑んだ
第31回サロマ湖100kmウルトラマラソン
兼IAU100km世界選手権2016日本代表選手選考会にて
なんとかフィニッシュラインを超えてまいりました
制限時間13時間 ゴールタイム 12時間58分53秒
いつものことながら、薄氷を踏むゴールです
でも、二勝二敗と三勝一敗では、大きな違いです
PC見ながら応援いただいた方、
無事を祈っていただいた方もそうでない方も
ありがとうございました
近代スポーツは、たった一人の勝者とその他大勢の敗者を生み出すと揶揄されますが
並みのランナー以下の親父にとっての
マラソンにおける敗北とは、
DNS:スタートラインに立たない
DNF:フィニッシュラインを越えられない事であり、
勝利とは、完走です
訳あって10回完走すると与えられるサロマンブルーの称号を目指す
親父にとっての痛恨の一敗は二年前の事です
前年、6月サロマウルトラ100K、9月丹後ウルトラ100K
共に初完走し、100Kを少々なめておりました
いつも通りに走ればなんとかなるだろうと高を括り
計画もなければ、途中のチェックもせず
70Kの関門であえなくDNF
脚はまだ十分に残っていたにもかかわらずです、、、
51歳から走り始めて以来その日までの4年半
53レースに出ていましたが
一度も関門閉鎖時間を気にしたことも無く
目標の数値化と途中の振り返りの重要さを思い知らされた日でした
爾来、ウルトラマラソンでは常にペース表を持って走っています
13時間も走っていると何を考えているのかとよく聞かれます
前を行く女性ランナーの美尻を眺めているだけでは、すぐに飽きます
大半は、自分自身でコントロールできない脳との闘いです
少しでも気を緩めると倒れてしまいそうになるほどの睡魔が襲い、
それが1時間以上続いたり
急に脚が痛くなったり、直ったり、、、
そして、ホントにいろんなことが頭をよぎります
ラスト20Kは、ワッカ原生花園の折り返しコースです
(原生花園と言えば聞こえがいいですが、
疲労困憊の親父にとっては手入れのされていないただの草むらです)
折り返して、91.5Kの最後の関門を通過し
ぎりぎりの完走を確信した後
最後尾のランナーとすれ違いました
「この人、完走出来んの解ってて何の為に頑張っているんやろう?」
と思った瞬間、1月の宮古島100Kを思い出しました
ゲリラ豪雨と突風に襲われ道路は冠水し、完走率60.3%の大会でした
ラスト8K過ぎた時点で、時間内完走が無理と分かり
歩道の縁石にへたり込んでしまいましたが、
気を取り直し、とにかくフィニッシュラインを目指したところ
奇跡が起こったのです
今年からコース変更があり主催者のミスで、2K長かったため、
ゴールの制限時間が20分延長されていたのです
無事、げつから二番でゴールできました
諦めたら終わりですね
親父のテーマソングです ↓
https://www.youtube.com/watch?v=nHEwERLk97I
3月のフルマラソン完走が、サロマへのトレーニングスタートでしたが、
予定外の宮古島ウルトラで体調を崩してしまい
篠山マラソンでは、まさかの関門閉鎖につかまり
その後も、走り込みが足らず
不安で一杯の今回のレースでした
一か月以上前から、ネガティブな言葉、言い訳言葉を
発しないように努めてきました
そういう言葉は、脳が敏感に反応するそうです
今後も、
自分の脳と闘いながらサロマンブルーを目指します